撮る人へ―写真家であるためのセルフ・マネージメント人生と仕事のサプリ

写真の専門学校に入学したら・・・ ★★★☆☆

きっと、この本を読む人は、「写真家として生きる」ことを考えはじめた人なのではないかと思います。でも、白黒フィルムの現像の仕方ひとつでさえ人によって様々であることを知るようになったときに、この本が参考になるようには思えません。でも、写真にのめりこみはじめたばかりの若い人なら、参考になるように思えます。「普段、私は仕事柄たくさんのポ-トフォリオを見るのですが、・・・横位置も縦位置も同じようにレイアウトしてほしい」(p88)というのは、ポートフォリオのプレゼンに命をかけなさいということだったんだろう、と後になって理解しました。横位置の六つ切りは、上下に大きい余白をとって、縦位置の六つ切りの紙に焼きなさい、ということなのがこの本を読んだ頃の私はわからなかったので、六つ切りのために四つ切りのファイルを持ち歩け、ということなのかと思ってしまい、そんなの、無理、と考えてしまいました。作者にとっては常識だったのかもしれません。でも、それが常識になったレベルの人には、この本を読んでも益するところはないように思います。

どんな本もその個人の考えであるだけ、と割り切れればよいのですが。読後感がいまひとつなのは、その独断的な考えがなんだか普遍的なもののように語られてしまっているからでは？また、本文中のホ-ムペ-ジのURLがつながりませんでした。でも、本当に覚悟も何もできていない状態の人にはお奨めできます。

強烈ですが、、 ★★☆☆☆

作品を見ただけでその人の人間性など分かるはずありません。著者の情熱は結構ですが、それを読み手に伝えてゆく方法が過激すぎて反感をいだいてしまいました。そこにはかなり強烈な決めつけが見られます。

一方、著者はうまい写真が必ずしも感動を与えるものではないことを再認識させてくれたり、技術偏向に走る写真家に警鐘をならしてくれます。

全般的に言えることですが、著者の強烈な主張はやや極端に偏っていると思います。

「そっから先にすすめない」私に勇気をくれた ★★★★★

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撮る人へ―写真家であるためのセルフ・マネージメント 人生と仕事のサプリ

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