甘い二人、そして相模の話がツボ!
★★★★★
マンネリとの声もありますが、最近この作品を知って10巻まで一気読みした者としては、この巻もほどよいじれったさでおいしかったです。
龍の化身が持ち込んだ話はちょっと拍子抜けではありましたが、それも二人の微笑ましいエピソードとして楽しめるし、意地悪する匡っていうのがなんというか、たまりませんね。
ひょんなことから二人きりで夜を過ごすことになる話も、そういえばこういう普通の恋人同士みたいなエピソードがあまりなかったなと思うと新鮮でした。
箸の使い方がきれいな健啖家の男性ってポイント高いですよね。そういうところ、作者はわかってるなあと感心します。
そして、妖の存在を許せない頼光が登場し、また波乱の予感。
相模ファンとしては、巻末の相模のプロポーズ話はすごくすごく良かったです。相模とあやめらしい話で、まさに相模にぴったりの言葉で、ほんとにステキです。
おまけとしてドラマCD収録時の話も載っていますが、声優さんの話が聞けて楽しかったし、ダミーヘッドマイクの実物写真がコミックスのカバー折り返しに載ってたりとか、いろいろ興味深かったです。
そろそろ次の段階へ行って欲しい
★★★★☆
微妙にマンネリ感が出てきました。
私はそれなりに面白く読めたので★4つにしましたが……飽きる人がそろそろ
出てくるかもしれません。
前巻までで実沙緒と匡の気持ちはもう十分通い合っています。
「Hしたいけど、したら何が起きるかわからないからできない」
というギリギリの状態がここ数巻続いていています。
この巻で新キャラを出し、新展開を見せようとしているのはわかりますが、
基本的にはこれまでと同じ状態が続くだけだと思われます。
人気があるから引き延ばしに入ったのか、あるいは結ばれた後の展開を
まだ考えていないのかはわかりませんが、
ここらで「仙果録」の謎が明らかになるか、あるいは2人が感情の勢いのまま結ばれて、
そしてその後どうなる!?の次の段階を見せて欲しいところです。
巻末に外伝1本と小話1本があります。
外伝は、天狗の一族の「すみれ」という女の子の話です。
小話は、相模があやめにプロポースするエピソードです。
ちょっと飽きてきたかも
★★☆☆☆
ずっと抱く抱かないでウダウダしてますね。
このギリギリ路線が好きな人は好きなのかな?
でも、すでに7巻なので、さすがに何か新展開がないと辛いですね。
そして一難去って、また一難という感じで、また新たな障害(新キャラ)が。
いつまでこのパターンで引っ張るのかと、正直、少々飽きてきました。