単なる公道バトルの顛末ではなく、結びの部分で「夢」に
関する一ひねりがあり、なかなかのデキだったと思います。
続いては、一転してDinoをめぐる心温まるストーリー。
DinoのオーナーがDinoを所有するに至るストーリーが、
エンツォフェラーリ(クルマではなくて人物のほうです)
がDinoというクルマを作り出したことと重なり合うストー
リーです。
この物語に登場するクルマがDinoであることは必然であると
いえるでしょうね。
マンガの作品に、現実世界の道路事情や、物理の法則や
各自動車の性能差などをトヤカクいうのは野暮というもの
と私は考えます。
ここは、単なるスポーツカー好きとして純粋に読み、そして
楽しむのがベターだと思います。
ただ、その車で走ると言うことに意味があると言う、自動車好きの原点を見せてくれるようなマンガだと思います。