本書の内容は大雑把に分けると以下の通り。

・トップバリスタが語る、バリスタの想い
・トップバリスタのコーヒー技術(タンピング、スチーミングなど)
・業務用マシンの紹介
・アレンジドリンクのレシピ集
・エスプレッソに合う食べ物の考え方
・コーヒー豆、アルコールについての知識について
・バリスタの仕事について

内容は本当に素晴らしいものですので、エスプレッソが好きな方は買って損はしないと思います。

＜レシピについて＞
他の方のレビューで業務用マシンがないと作ることが困難なレシピばかり、とありましたが、私はそうは思いません。
もちろん自宅にない材料や器具を買い足す必要はありますが、マシン自体は家庭用の物でも特に問題ないと感じました。
作るに当たって必要なのはエスプレッソを抽出する技術と気力ですね(多少面倒なレシピもあるので)。

バリスタの技術にお金を払っているという意識を持ち、バリスタという職業を本当の意味で理解しているお客は日本に未だ少ないかもしれない・・・
彼らバリスタは、この仕事を世間に認知してもらうため、社会的地位を確立させるために、日夜、珈琲を様々な角度から研究し試みを繰り返す努力しているという情熱がこの本からひしひしと伝わってくるようでした。
本に載っているレシピはかなり高度です。　最低でも業務用（中規模サイズ）高圧なスチームを搭載するエスプレッソマシンがなければ作ることが困難なレシピばかりです。　よって一般人がこの本を読んでも、その高難易度な内容しか伝わってこないと思います。

この本を作った本当の意味は、それだけバリスタという世界は奥が深い、バリスタは特別な技術によってお客様から報酬（お金）を頂いているプロフェッショナルな職業であるというのを理解して欲しいのだと感じました。

今日も私のために最高に美味い一杯を作ってくれたバリスタに感謝です。　あ〜ホット一息、珈琲タイム。。。

現在トップで活躍しているバリスタ達のこだわりが書いてあります。
それぞれの技術、想い、やり方、オリジナルレシピなど読むことにより
勉強になります。バリスタとはなんなのか？？
ということを改めて考えました。
現在バリスタの方が読むのが一番良いと思います。
これからエスプレッソを勉強する方にはあまりオススメできない気がします。
私はとても勉強させてもらえた本でしたので星は５つです。