これからが本番!
★★★★☆
沖田圭介がオーガスタで迎える最終日、最終組。
一緒に回るブラッド・オーウェンが首位に立ちそれを追う沖田。沖田の背後からも全米プロ以来のライバル、シルバー・S・ウォーレン、ポルトガルの神の子アベル・コスタが迫ってくる。
試合の流れはブラッド・オーウェンのスーパーアプローチ対沖田の飛距離といった図式が強調されているように見える。漫画とはいえ、沖田の醸し出す飛距離は気持ちいいが、ベストショットがスコアに結びつかない歯がゆさがある。
沖田の古傷が疼いてきている。どうしてここまで不運を背負ったラウンドをしなければならないのか?という思いと各章の最後に語られている言葉の中に出てくる、これが沖田の生涯最後のラウンドであることをにおわせるような言い回しが非常に気になる。
エロ親父のサイドストーリーも引っ込み、ゴルフのストーリーがストレートに楽しめる巻になっていますが・・・・あー、これからどうなっていくのだ?!