前巻から引き続き沖田圭介がマスターズ最終日、最終組で首位争いをしています。

ストーリーは未曾有のビッグドライブで観衆の賞賛を浴びつつも、左足の古傷が痛み、その傷の痛みとの闘いの様相を呈しています。
沖田圭介のゴルフへ向かう姿勢は共感するのですが、これだけ傷がひどい状況、逆境の設定って読んでいても辛くなります。

実際、プロは明日のプレーを考えずに、ここまでの傷でも戦うものなのでしょうか？
私的には高校野球で甲子園で無理な連投がたたり、プロを断念する「甲子園肘」を思い起こさせます。

実際逆境にめげずに戦う姿はカッコ良さを感じさせるのですが、このコミックの影響を考えると、時代に逆境するようなスポ根だけにならなければ良いと、切に思います。

聖人並の完璧な人格と類まれなる素質をひめたゴルファーなのはわかるけど
いかんせん作品自体に理屈と独り言が多すぎる、特に今巻には
テンポも爽快感もなく読んでいてイライラします。

普通、作品の展開として、山あり谷ありってのが単純に読者をひきつけると思うの
ですが、今巻には特に山がない、谷ばかりで主人公いじめもいいんだけど
度を超すと単なる駄作になる例だと思います。

しかしコミック読んでてコレですから、雑誌の掲載作品読んでる人はたまらない
でしょうね〜