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編笠十兵衛〈下〉 (新潮文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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もう一つの忠臣蔵は不憫 ★★★☆☆
忠臣蔵は小説より映画やテレビドラマのほうが向いているのかもしれない。
小説で読むと、吉良上野介側が不憫でならないからだ。

いったいこの悲劇の原因は誰なのだろうか?
やはり徳川綱吉の勘気なのだろうか?
短慮に走った浅野内匠頭だろうか?
綱吉を止められなかった柳沢吉保だろうか?

この人たちに振り回された、赤穂浪士と吉良上野介とその家臣、および上杉家の人々、不憫でならない。
池波正太郎は、この人たちにスポットを当てているので、「吉良の首討ち取った! 悪者やっつけた!」という気分から対極の気持ちになるのだ。

それにしても、月森十兵衛がいなかったら、討ち入りすらできなかったことになるのだけれど。。