森氏の『ルーツ・ミステリィ100』だけでもかなり面白い(中にはミステリィじゃないものも混在しているところが森氏らしい(●^o^●))のだが、S&Mシリーズを語る『いまさら自作を語る』は、もっと面白く、第三部の『森 博嗣の多重な横顔』たるや最高に面白い!!森氏のマンガも飛びだし、まさに全部出しました状態の作品である。
『ルーツ・ミステリィ100』ではやはり読んでいる本が、特にミステリィじゃないものが僕と似ているなぁ、と思った。埴谷雄高の『死霊』や三好達治の詩集、つげ義春の『ねじ式』と同世代を感じずにはいられなかった。(●^o^●)『森 博嗣の多重な横顔』では最初に自作したプログラムに『Supper's Ready』と名付けたくだりなど、やっぱりこの人は相当なピーター・ガブリエル・ファン(あえてジェネシス・ファンとは呼ばなかったりして・・・)なのだな、とうなづいてしまった。『六人の超音波科学者』も『Supper's Ready』からきているに違いないと、確信したりした。(●^o^●)一つ残念だったのはこの文庫本だけしおりが森製でなかったこと・・・・。これは僕だけなのでしょうか???あれがとても気に入っているのに!
すると、愛犬トーマは萩尾望都の『トーマの心臓』からか、とかどんどん広がっていってしまう・・・・・。という素晴らしい逸品である。満点(●^o^●)。