面白かったです。こんなにツンレデ王子様の性格や言動を上手に表現した作品はないのではないか？と思うぐらい、この素直になれない偉そうな受の王子様にハマりました(笑)

電話を必死に待っているのに、阿部に毎日会いたいのにどうしても素直になれない直希。これで自分の本音を隠すことも完璧にできていればあまり面白くないのですが、頭隠して尻隠さずのボロがすぐに出てしまうところ、阿部がそれを知っていて黙って傲岸不遜王子ぶりに付き合ってあげているところが非常に面白いです。

とくに、タイトル作品の後日話「PEACH」はすっかり直希の性格を知り尽くした阿部がある意味直希を泳がせる、手の平で転がすように、その性格を最大発揮させてあげるところが実に面白いし、すっかり阿部に騙され？ている直希が萌えます。

ツンデレ王子受としてはこの本に勝る作品はないのではないか？と絶賛の一冊、大変おススメです。

面白い。久しぶりに身もだえしながら読みました。なぜって、主人公のクールな美青年のはずのCherry君が、みごとなまでに外見を裏切る不器用さと物慣れなさを発揮してくれるからです。
羞恥プレイかと思うほどにアホなことを言ったりやったり思ったり。でも、そんなカワイイCherry君を大人の余裕で見守る攻め。
絶対ハッピーエンドとわかっていても、やっぱりちょっとハラハラしつつ一気に読み終わると、馬鹿な子ほどかわいい親の気分でほっとしました。

今まで月村作品に裏切られたことはなく、この作品ももちろん期待通り。いえ、期待以上といって良いです。
ハズカシさに身もだえしながら読んでください。

雑誌掲載時に読んで面白かった作品。
主人公・直希のわがままぶり…と言うより、必死で自分を取り繕う「王子様キャラ」設定が、一歩間違えば滑稽で失笑モノになりそうでならない。逆にそこが可愛いと感じたのは作者が上手かったからでしょうね。
特に、直希がつまらない見栄やプライドから心にもない発言を繰り返し、空回りした挙げ句、年上の阿倍から冷たく突き放されて泣くシーンがいい。読者のS心を満足させてくれます(笑)
大人な准教授・阿倍先生も、内心はそれなりに色々思うところがあり、そこもまたポイント高し。
キスどまりの掲載作の続きが読みたくて購入、書き下ろしも面白かったのですが、欲を言えば阿倍先生の隠れS的部分がもっと出て直希をいじめてほしかった。もちろん、いい意味で(笑)
最後の方でチラッと描写されてた、大人の余裕の裏側がもっと見たかったので。

ツンデレ好きにはお勧めの作品です。

不本意なことを口走って内心慌てる王子様がとっても可愛い！
読んでいてニヤニヤしたり、ハラハラしたり…
主人公を見守りながら楽しめる作品です。

「格好良くてなんでも出来るワガママ王子様（でも童貞）がデレちゃうまで」を是非ご堪能してください。

攻めキャラも、受けのツンデレを受け止められる（？）大人な攻めでとってもかっこいいです。
月村さん作品好きの方はもちろんのこと、まだ月村さんの本を読んだことない方でも楽しめる作品だと思います。

発売日に即購入しましたが、あらすじを読んだ時は、ちょっと自分の好みとは方向性が外れるかな〜…と。 のめり込めないかな〜…と。


いや、全くの杞憂でした!

ページを繰る毎に話の内容に引き込まれ、熱中して最後まで読み込んでしまいました。

やっぱり月村作品は会話のテンポも良く、今回の作品も非常に面白かったです。



主人公の直希は、影で努力して築き上げた『完璧な自分』を涼しい顔で周囲に見せ続けています。

…が、実際にはかなりのおっちょこちょい。

でも、そのプライドは何より高く、意地っ張りで見えっぱり。

読み進めていく内にどんどん可愛くなってくるキャラでした(笑)。

そして安倍准教授の、物腰の柔らかな大人な性格ながら、さりげに実はS…という設定がまた絶妙でツボでした〜。
(*^-^*)


晩秋には秋霖シリーズ新刊が出るそうで、本当に今から楽しみです♪