インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

災厄の「つばさ」121号 (新潮文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
射殺された人間関係が意外だった ★★★★☆
私も一度だけ出張で山形新幹線を利用したことがある。その為か本題に引かれて読んでしまった。
久々に、西村京太郎氏お得意のトラベルミステリーにのめり込んでしまった思いだ。

物語が「つばさ」の車掌から見た視点によって始まっているのが面白い。
謎の美女とやがては殺されていく男達。読んでいてテンポのある展開に段々と引き込まれていくような感じになった。
射殺犯は意外にも早めに浮かび上がってくるのだが、射殺された男達の人間関係がどうなっているのかなかなか掴めないのがこの物語の核になっている。

お馴染み十津川警部の推理も見逃せない。転々と広がっていく殺人事件がやがて一つに纏まっていく過程が何とも言えない。
最後に十津川警部と謎の美女が出会う場面はスリリングである。
いろいろな人生 ★★★★★
 山形新幹線「つばさ」に乗務する、JR東日本の車掌、小笠原と田口は、時折グリーン車に乗る謎の美女に、関心を示していた。銀座や六本木の有名スナックのママかのような、妖艶な風貌。そして彼女はいつも男と一緒であった。しかし、その男は毎回違っていた。

 人生は、成功者とそうでない人に分けられることがある。彼女と並んで座る男は、ほとんどすべてが成功者に分類される、青年実業家であった。

 ある日、そのうちの一人が都内の公園で射殺される。眉間に一発、まるでそこを狙ったかのように・・。そして、連続殺人へ。

 彼らの接点は一体何なのか?車掌の小笠原や田口にも危険が迫る。