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セカンドバージン (アクションコミックス)

価格: ¥1,000
カテゴリ: コミック
ブランド: 双葉社
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岡崎作品で三番目に好き☆ ★★★★★
雑誌連載が85末〜86夏なので、結構初期の作品。
『リバーズ・エッジ/93〜94』、『ヘルタースケルター/95〜96』、『ピンク/89』と言った、いわゆる岡崎京子の代表作とは違い、肩肘張らないほのぼの路線です。

母と、二人の娘の母子家庭、しかし健全な家庭が描かれてます。小学生の娘はたくましいけど健全、高校生の娘は歳相応に健全、母も競馬評論家として健全に自立しております…。
岡崎は『両親+子たち』いわゆる核家族を描く時は、ウワベの家庭・イツワリの家庭を描くことが多かったから、この吉野家は父親不在ではあるけれど、岡崎作品一幸せな家庭かもしれませんね。
中心になるのは、母樹美子とカゲのある工事作業員(フェリーおじさん←ブライアン・フェリーに似てるから。笑)の恋のお話。
ラスト二話、告白シーンでの樹美子の『あなたが思い出にひたっていた間、私は生きていたんです』って台詞がグッと来ます。
→在学中はお互いの気持ち(両想い)を知らなかった娘と、卒業後何年もたって付き合った経験のある自分には凄くリアルな台詞でした。結局、上手くイカナカッタんですけどね〜。あはは〜それは付き合ってる最中も、自分が思い出ばかり見てたから〜。男って馬鹿ですね〜。
岡崎京子は男の馬鹿ノスタルジー心理がよく分かってらっしゃる!!
岡崎作品では短編を除くと『愛の生活』『ヘルタースケルター』の次に好きな作品です。なお、リバーズは四番目です。

なお、今回初収録となる番外編には、本編のキャラは出て来ません。爆。
岡崎さんが危うくオッコトシそうになった時に描いた、言い訳の漫画なんですね。