「名言」のチョイスやジャンル分けはオーソドックスでよいと思うのですが、本書をパラパラめくって違和感を感じるのは紙幅の半分を「実践英会話」として「名言」を日常会話のシチュエーションでどう使うかを実例をあげていること。この部分完全に余計。著者の名言解説で意味・背景はよくわかるのだから。英語の勉強を意識したのでしょうか？

まあソコは読まなければいいんですが。

最近出た「人生を豊かにする英語の名言」（研究社）のほうがおすすめ。

「人を動かす」のタイトルに引きつけられ、しばらく目を通したが、私が初めてカーネギーを読んだのは高校の頃で、この本に載っている方々はまだ無名だった。感傷に浸る間もなく、彼等の言葉が胸にしみる。成功する人たちは実に良い言葉を持っているし、スピーチなどでも人の名言をよく使う。 今の高校生に是非読んで欲しい一冊である。