いい医療機関を作るために
★★★★★
いい本です。
川越胃腸病院が素晴らしい点は色々あると思いますが、
1.ビジョン
2.ビジョンを達成するためのBSCを用いた経営管理
3.従業員満足度を高める評価制度および満足度モニタリング/フィードバック面接
−加えて、そもそもビジョンに共感する人のみ採用する採用システム
4.患者満足度を高めるための“患者さまの声シート”および満足度モニタリング
などでしょうか。生き生きと働くこと、そして顧客に喜んでもらうこと、結果として経営がうまくいくこと。大切なことだと思います。
私の人生のバイブルにさせていただきます
★★★★★
素晴らしい本です。
本当にひとことひとこと、心にしみてきます。
そして自分への心地よい問いかけが静かに迫ってきます。
いい人に出会うために、いい仕事をする、
・・・本当にひとつひとつに、心を込めて仕事ができているか?
仕事への誇り
・・・私は今、何に、誇りを感じて仕事をしているの?
迷いがない、あきらめない
・・・あきらめていないつもりですが、迷ってばかり、なぜ?
働く人の幸福感が溢れている、
・・・私自身は、どうでしょう?そして、仲間に対しては?
もっとしてあげられることが、あるのでは?
専門性+人間性 心の成熟度
・・・専門性が高まらないと、人の役に立ちたくても立てない局面が
ある。自分は人の幸せに貢献できる道筋を歩んでいるの?
・・・本当にひとことひとこと、心にしみてきます。
一気になんとかしようとあせるより、目の前のこと、目の前のお客さま
に、もっと、真摯に向き合って、1日1日、丁寧に、いつも、自然に、
美しく、積み重ねていきます。
そして、いい仕事をしていれば、いい人にめぐりあえる日がくること
を楽しみに、日々精進していきたいと思います。
私の人生のバイブルにさせていただきます。
究極のホスピタリティを可能にした組織づくり
★★★★★
著者の望月智行博士は川越胃腸病院院長として、医療は究極のサービス業
という医療哲学に基づき、先進的な病院経営をおこなってきました。
病院は単に先端技術を駆使して病気を治すことにつとめているだけでは
不十分であり、人の「温かな心」と「言葉」に支えられて営まれるホスピタリティに
溢れたものでなければならないというのです。本書では、その具体的な実践の
歴史と現在が病院職員、患者双方の視点を入れながら綴られています。
医療であれ、経営であれすべて基本は人であることが示されています。
機械やシステムはそれだけでは動かず、性能を全部引き出しても10なら
10の働きしかしません。しかし、人は違います。人の駆動力はモチベーション
であり、それがあがれば通常の2倍、3倍の働きができ、そうした人びとが
集えば、10倍、20倍の能力発揮も夢ではありません。
著者が究極のサービス業の基盤に据えたのは病院職員でした。それも医師や
看護師といった医療スタッフだけでなく、それ以上に清掃職員、事務職員、
さらにはパートや派遣の職員まで、すべて病院を支える欠かせない宝として、
育てていったのです。
組織の基盤は人づくり、人を育てることであり、その底流にあるのは「愛情を
もって相手を見つめ続けること」だといいます。これは病院だけでなく、
あらゆる企業、教育機関、それどころか、親子や夫婦の関係にさえあてはまる
人間関係の基本中の基本だといえます。
本書は病院経営で難題に直面している経営者にはもちろん参考になりますが、
それだけでなく、あらゆる組織で人を育てている人に多くの示唆を与えてくれる
と思います。
医療は究極のサービス業!! 愛と感謝に満ちた健全な医院経営の軌跡
★★★★★
本書の主な内容は以下の通り
@患者様の満足と幸せの追求のために
1987年に患者様満足度調査を開始
1992年に医療サービス対応事務局を設置し、サービス窓口を一本化
「患者様の声シート」で小さな声もしっかりキャッチ
A集う人(職員)の幸せの追求−ES(働く人の幸せ)なくしてCS(お客様の満足)なし
B正職員、派遣職員、パート職員などの区別をしない
C病院の発展性と安定性の追求
患者様の満足度と新規の患者様の来院人数は比例する