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日本語の年輪 (新潮文庫)

価格: ¥460
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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日本語研究の異端(?) ★★★★★
一読すると、日本語研究の異端かと思われる。
いろいろ読むと、まじめな研究者で、辞書なども編纂されている。
いろいろな仮説を立てることが、研究を先に進めるきっかけになるのだろう。
あくまでも、研究材料として読むのがよいだろう。

日本語とアイヌ語の整理が十分でない状態で、それよりも遠い語との関係を、実感としては沸かない。
一度、原始へいってみたい。
日本語の変遷を辿るガイドブック ★★★★☆
言葉はその国の歴史・文化・価値観などを如実に表すものである。本書では「うつくしい」、「さびしい」、「あたらしい」等、普段何気なく使っている言葉の語源を尋ねて、その言葉の意味の変遷と共に時代々々の日本人の価値観の変化を探った書。

本書のメイン・テーマからは少し離れるが、私達にとって一番興味深いのは「日本語はどこからやって来たのだろう」という素朴な疑問である。日本語は一応アルタイ語族に分類されている(他にモンゴル語、韓国語など)が、著者はそれだけでは説明し切れないと言う。

そこで、著者を一躍有名にした「タミール語起源」説が登場するのである。タミールはインド南東部の狭い地域である。そこで使用されている基本的な言葉が日本語そっくりなのである。その詳細は、本書の内容から逸脱するので避けるが、ロマン溢れる説である(日本語とタミール語の対応を詳細に分析した本が出ているが高くて買えない...)。

私達が普段何気なく使っている日本語。その変遷を詳述することで日本人の価値観の変化を捉え、果ては日本語の起源にまで言及する、好奇心をくすぐる良書。