世界は変わらず続いていく
★★★★☆
2部構成になっていて、前半では鳥籠荘を去って行った住人のその後の生活と、新オーナーとして帰国したキズナを描いており、後半ではもしも浅井有生が美術教師でキズナが吸血鬼だったら、というアナザー・ワールドが展開されています。メインのストーリは前巻までで終了しており、この巻では後味良く仕上げたという感じでしょうか。
華乃子と同居することになった加地くんのあたふたぶりと、段々と成長していく華乃子がその中でも変わらないものを見つけて微笑む姿を見れただけでも、購入した価値はあったように思う。