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なんて素敵にジャパネスク 2 ―新装版― なんて素敵にジャパネスク シリーズ(2) (なんて素敵にジャパネスク シリーズ) (コバルト文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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ジャパネスクシリーズで一番の感動! ★★★★★
「現代の女性は〜」で始まる平安風俗についての記述、カタカナ表記が織り交ぜられた文章、
源氏物語の作者を紫式部のオバサンと呼んだり、千年も昔が設定の物語なのにそんなの全く
感じさせず、おもしろいです!むしろ平安という時代設定により、少女小説の典型である明るく
おてんばな主人公の存在が際立ちますね。登場人物たちの詠む和歌も物語になじんでいて、
これから古典を勉強し始める小中学生にもいい入門書になりそうです。
ストーリーの内容にはあまり触れられませんが、この第二巻はジャパネスクシリーズの中でも
おそらく一番泣ける、また人気も高い一冊ではないでしょうか。
それにしても高彬のいいオトコっぷりには惚れ直しました!
実に楽しい作品です ★★★★★
前作の「入道の変」以来、瑠璃姫は鷹男こと、帝よりの求婚を受ける事になる。
当初は鷹男との関係を知られまいと隠していた瑠璃姫も、そのことで高彬に妙な誤解を受ける事を嫌がり告白する
事実をしって愕然とする高彬。
しかもその後、瑠璃姫には高彬は帝の求愛を受け入れるように迫るかの態度を取った事で、瑠璃姫は逆上
出家すると尼寺に赴くが、そこで思わぬ人物と再開する。
さらに瑠璃姫の父・内大臣の館が放火された。目的は瑠璃姫を殺す事だった。

こんな感じで、前半から瑠璃姫を巡る恋と謎の陰謀が怒濤のごとく押し寄せ、波乱の展開を見せてくれました。
そして瑠璃姫は自分の周りに気づかぬうちに進行した思わぬ事態に気づかされる事になります。

瑠璃姫や高彬など、登場人物たちは現代的な感覚で捉えられ描かれています。
その辺にちょっと違和感を感じますけど。
しかし源氏物語などの古典文学に思いを寄せていた氷室氏らしく、痛快でテンポもよいが愛らしくも作品は描かれています

最初に瑠璃姫を巡る思いがけない事件から始まり、続いて物語は予想もしない展開に続く。
実によく出来た作品だと思います。
平安時代の貴族社会を舞台にしながら、現代的な物語として違和感を憶えず読み進めて楽しむ事ができるでしょう
華麗な恋と冒険の王朝物語 ★★★★☆
「ジャパネスク」シリーズ第二作。王朝時代を現代風の感覚で描くと言うアイデアの鋭さで好評を博した前作の続編。

本シリーズの魅力は、女性読者を意識しているせいもあるが、ヒロイン瑠璃姫を天真爛漫でパワフルに描いている事だろう。逆に男性陣は身勝手か臆病に描かれている。本作では前作の東宮が帝になり、瑠璃姫に色々チョッカイを出してくるが、肝心の高彬は煮え切らない態度。業を煮やした瑠璃姫は尼寺に駆け込む。相変わらず三角関係(吉野君を入れると四角関係)に悩む瑠璃姫。そんな時、瑠璃姫の実家が火災に遭い、そこには「呪瑠璃」の文字が。この文字の意味は ? 吉野君は絡んでいるのか ? 瑠璃姫の活躍が始まる...。

深窓から出ないと言う平安朝の女性のイメージを大きく打ち破って、破天荒で行動的なヒロインを創造し、恋と冒険の世界を華麗に展開させたエンターテインメントの傑作。
笑いあり涙あり ★★★★★
平安王朝コメディ「なんて素敵にジャパネスク」の続編であるが、前作よりも更にスケールアップして、笑いあり涙ありのスペクタルな物語に仕上がっている。1冊でこれほどの要素が(しかも簡潔に)詰まってる作品も珍しいのではないだろうか。

このシリーズの最大の魅力は、なんといっても主人公瑠璃姫のパワー溢れる行動力と人間味溢れる性格にある。そもそも平安時代の深層の姫君は、殿方には声も聞かせず常に御簾の内にいて、女房たちに取り囲まれて生活するのが普通なのだが、それを悉くぶち破って各方面に騒動を巻き起こしてくれるのだ。

時代ものが苦手な方にも、きっと楽しんで頂ける1冊だと思う。