インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

憎悪の依頼 (新潮文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
今となっては可も不可もなく ★★★☆☆
これは昭和29年から41年にかけて発表された作品10編の短編集である。昭和33年に「点と線」を発表し、その後売れっ子作家として「清張ブーム」を支えた作品群ともいえるかもしれない。現在読むと清張ファンにはお勧めするが、そうでなければ特別お勧めするほど面白くはない。今となっては可も不可もなくというところか。最後にもう一ひねりあるのかと思いきやそのまま終ったりして、これも時代性か。
さすが巨匠という感じ ★★★★☆
松本清張氏の初期の短編集。
時代を感じる重厚さと主人公の設定がバラエティに富んでいて
さすが巨匠という感じ。
どの話もすぐに物語世界へ引き込み、読者が想像する2、3歩手前で
現実的に話を収束させるところがさすが巨匠という感じ。
とにかくチャラチャラしてないところがさすが巨匠という感じ。
美しい描写 ★★★★☆
状況は淡々と、しかし心情面はアップダウンが激しく描写され、
そのコントラストが美しく、また読み手を引き込んでいく、
そんな文章。ミステリーなのだが、文の終わりが、事件の終わり
ではない、そんな気持ちにさせ、自然と事件後の顛末、
登場人物はどこへ行ったのか、そのようなことを想起してしまいます。
松本ワールド!
読みがいのある作品 ★★★★☆
男は愛する女の表情、行動から自分に興味のないことを知る。女は男を手玉に取るかのようにもてあそび、それを知りながらも男は女から完全に離れることはできない。そして男の愛は、じょじょに憎悪へと変化していく。
愛と嫉妬のはざまで動く男の心理をうまく描写した作品である。

そのほか「美の虚像」、「すずらん」など計10作品がおさめられている。すべて味のある作品。読んで損はないはず。