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ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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青春を振り返る ★★★★★
旅行記でなく,青春期といえる一冊。
これが,1990年代の東京かと疑問を持つのは間違いない。
古きよき,学生時代を振り返りたいあなたに。

※ちなみに,第1回酒飲み書店員大賞受賞作です。ぜひ。
オマージュ ★★★★★
 なぜか激安と奇人変人は親しい関係にあるようですが、本書の舞台であるズバ抜けて安い野々村荘も、やはり変人濃度が高いようです。
 UFOを信じる司法試験浪人生のケンゾウさん、古新聞の間にお金を隠す守銭奴、そして全てを受入れる大家のおばちゃん。この本の登場人物はみんな少し変です。
 高野氏もペヨーテや朝鮮アサガオを食べちゃうのだからかなりおかしい。ここに出入りする探険部のメンツもおかしい。

 またこの本には貧乏人の金にまつわる話が結構あります。「暇なんだから普通にバイトしてればこんな貧乏にならない。」という正論はさておき、貧乏サバイバルはテレビ番組が成り立つくらいで誰が読んでも面白いと思います。実は本人達も楽しんでいるように見えます。
 しかし、そんなのどかな野々村荘にも争い事は起こるのです。多くの戦争が些細な小競合から発展するように野々村荘では“寝返りの音”が大戦の原因となりました。寝返りの音?いや本当にそう書いてるんです。
 後半になると、いい歳をしたフリーライターの行き詰まった思いが記述されてます。私達を多いに笑わせてくれる他のライターや構成作家達も皆こんな思いを抱いてるのかも知れません。
 そして最後の章はなんと恋バナ。高野氏と恋バナ?評者はこの章だけはでっち上げではないかと疑ってます。

 高野氏はアマゾン、シンドバット、アヘン王国などの傑作をこの野々村荘で執筆したのでしょう。個性きわ立つ環境は、高野氏があさっての方向に突っ走るうえで、大いに勇気を与えたのではないでしょうか。

 さて、この程このワセダ三畳を企画し、他の高野氏の作品に関しても多大な貢献をされた編集者の存在を知りました。彼女がいなければ、評者はこの本はおろか他の高野本も手に取る事がなかったのかもしれません。

編集者様へ
 これまで随分と笑わせていただきました。
 勝手に、読者を代表し御礼申し上げます。
 ありがとうございました。
え… ★★☆☆☆
おもしろくなかった
てか
ないようがよくわからん
やっぱり「粋」な高野さん。 ★★★★★
今回は探検中の高野さんでも、外国人との交流の高野さんでもなく
東京ワセダでのおそらくいちばん地に近い高野さんが魅力の1冊。
またしてもホロリとさせられたよ、高野さん。それも不意打ちで。
本当にこの人の書くことばは、文章は、「粋」でいい。


たぶんまわりのひとがどんなに高野さんを羨ましがっても妬んでも
この人にとってはどこ吹く風なんだろうなあと思う。
プライドとか、世間体とかでがんじがらめになっている人は
ぜひとも高野さんに触れてもらいたい。
純粋におもしろくて、ほっこりするはずだから!


今回の本でのいちばんの味はなんといってもアパートのおばちゃんだろう。
話が物語のように進んでいくが、ふと現実に帰ると、
このおばちゃんも確実に実在していたんだなあ、
今も生きているのかなあ、元気かなあ、
と会ったことも見たこともないのに想いを馳せてしまう。
異国で様々な人に出会ったであろう高野さんが書きたかった
野々村荘での生活や人の温かさやおもしろさを、是非堪能してください。
素晴らしい世界 ★★★★★
 これは面白い。
 著者は早稲田探検部の一員として活躍した人物。UMAを追ったり、アマゾンを探検した記録を何冊かの本にまとめている。本書は、著者が学生時代から10年以上にわたって住み続けた「野々村荘」の日々を回顧して書かれたもの。奇妙な住人、信じられない事件、馬鹿なイベントが、これでもかというくらいに詰め込まれている。
 そうした話のひとつひとつが面白い。どれも笑えるし、青春物語としても一級品だ。そして、最大のポイントはアパートの大家さん。もういい年をした女性なのだが、人柄が良く、気がきいていて、すべてを包み込むような慈愛を持ち合わせている。
 嘗ての日本には、こういう場所があったということを忘れてはいけないと思う。
ゆるり堂 ★★★★★
この本を一言で紹介することは不可能ですが、
どうぞ読んでください。
笑って、笑って、最後にちょっぴり暖かい、
最高の下宿ものだと思います。
ちよんこ節唸ってみても ★★★☆☆
確かに青春記ですが、すっぱいニオイがします。決して甘酸っぱいではありません。  友達の友達の友達くらいにいる楽しい面々が集まりで、帯にもありましたが羨ましいとは思うけど憧れない生活が満載です(笑)。
三木第6消防署 ★★★★★
書いてる本人が変なら周りも変(失礼しました!)でも、だから面白いんです。そして野々村荘に憧れるんです。…ちょびっとだけ
ゆるり堂 ★★★★★
青春小説になるのかもしれません。辺境ライター高野秀行さんが22歳から11年間住んでいたワセダの三畳間。
そこに住むヒトはもちろん、
大家のおばちゃんのキャラがもう最高におもしろい。
ばかばかしい実験や、くだらない出来事、無気力な日々、そして最後のすてきな恋。
何回も読み返している本です。

春から夏にかけて、読むのに最適な季節だと思います。根拠はないけど。
つゆの書店喫茶 ★★★★★
三畳一間、家賃1万2千円。ワセダのぼろアパート野々村荘で二十二歳から三十三歳までの青春時代を過ごした著者の物語。自分の一人暮らし時代を懐かしく思い出しました。この物語ほどゴーカイではありませんでしたけど。楽しかったなぁ。
植木屋さん ★★★★★
面白い!!!巨匠作家の青春記ではなく、つい最近のお話です!私も一時こんなアパートに住んでました、近いのは値段だけで、こんな愉快な面々は住んでいませんでしたが。