カッコイイ！粋だし、彼女の歌は他のどのシンガーよりも「ブラック・ウーマンの誇り」を感じる。リン・コリンズやマーヴァ・ホイットニーと並ぶ、いや彼女達を凌ぐＪＢファミリーNo.1のホット・シンガー、ヴィッキーの、実に初の単独盤コンピだ。

ヒットに恵まれなかったヴィッキーだが、ＪＢ／ファンク・ファンのみ成らず、ソウル・ファンにも聴き応えあるスーパー・ウーマンだ。６６年の「Wide Awake in a Dream」から９４年の録音まで、ＪＢ’ｓのホットな演奏をバックにファンキーものからスローまで、高らかに歌い上げます。６８年のＪＢとのデュオ・スロー・ナンバー「You Got a Power」が聴けるのが嬉しい！数年前にリリースされたＪＢ’ｓの女性シンガーものだけを集めた編集盤「JB'S・オリジナル・ファンキー・ディーヴァズ」に入ってなかった彼女の名唱がたっぷり聴ける。在庫切れになる前にとっとと購入することをお薦めします。

'64年～'70年までジェームス・ブラウンのバックシンガーを勤めたヴィッキ・アンダーソン初のアンソロジー盤が登場。
ゴスペル畑出身だけに、①～④のファンキーな歌いっぷりがみごと！J･Bや夫だったボビー・バードとのデュエットも収録。バックも全盛期のＪＢ’Ｓなので、かっこいいことこの上なし。もちろんJ･B御大自らのプロデュース(90年代録音の⑨を除く)。
彼女の後釜のリン・コリンズのほうがＤＪネタ｢シンク｣で有名だが、実力、バックの演奏ともにこちらのほうが1段上。
J･Bや'60S～'70Sの女性ソウル・シンガーが好きなら間違いなくオススメ！