宇宙戦艦ヤマト復活篇の公開を機に、過去のヤマト音楽集を一通り聞いている。

このエターナル・エディッション・シリーズはヤマトの音源をほぼすべて網羅することを目的に企画されたもの。ファイル２、３では、最高傑作の「さらば」の音楽が、映画で使われたのとそのままの順番で、しかもフルバージョンで収録されている。
この映画はDVDにもなっているが古い作品ゆえに音質もベストとは言えない。

しかし、この２枚組CDは、まるで昨日、収録されたかのようなクオリティで映画の音楽が再現されている。一曲、一曲をきくごとに数々の名セリフが蘇ってくる。有名な白色彗星のテーマも数バージョンのアレンジが収録されているのも嬉しい。一部にモノラル音源があるが、これはPART1の劇伴をオリジナルで収録しているため。ブラックタイガーのテーマも前半にモノラル、後半でステレオで収録されている。これまでのBGM集で収録漏れになっている音源はほぼ収録されている。ただ、映画で使用されたものを収録するというコンセプトのため、オリジナルBGM集に収録されたものの中で一部収録されていないものもある。ファンとしては、エターナル版と両方持っていたいところだ。

これほどの名盤が廃盤なのは非常に惜しい。「さらば」関連では、劇場公開時にリリースされた音楽集LPをCD化したものもあるが、こちらと違い、劇場の劇伴とはアレンジを変えて別に収録し直されたもの。コロムビアからはドラマ版CDも出ているが、こちらも一時間半程度に収録し直したオリジナル編集であり、聴きのがせない。

エターナル・エディッションシリーズは他の作品でも出ているが、この「さらば」のものが一番、製作サイドの意気込みが感じられる。まさにアニメ音楽の金字塔といえよう。ヤマトの音楽が宮川泰でなければ、おそらくこの作品はそれほどヒットしなかった。

　今までと同じようで同じでない…私はヤマトのアルバム殆ど持っているが，これは持ってて良いと思う。今までのものと｢同じ物｣という感じがあまりしない。これはちょっとしたアレンジとか，曲順によるものだろうが，ざっくばらんに聴ける。｢買って損したぁー｣という気がしない。よかったよかった。紹介されているように，劇中で使われた順に並べてあるせいもあるだろう。今まで発売されたアルバムとはチョット趣が違い，かくたる形式でないせいか，新たな印象で聴ける。このエターナル･シリーズは良いかも。
　また，最後に入れられているライブは，司会は多分，徳光さんでしょ｡声からしてそう。

　映画「さらば」に使用されたあらゆる曲を収録してＣＤ化、という企画。ほぼ映画の順番通りに曲が紹介されている。装丁もいい。
　映画の順番に使用された曲を全て、というコンセプトだから、「交響組曲ヤマト」や「１のＢＧＭ」も当然含まれている。賛否両論あるだろうけれど、映画の雰囲気を味わえるんだから、僕は賛成だ。
　また、ブックレットは充実し非常に詳しい。読んでて楽しいと思った。
　それから、２枚目のボーナストラック「宮川泰の世界」は、ＬＰがあったことすら忘れていたので（汗）、こうして聞けるのが実にありがたい。
　なお、「ヤマトより愛をこめて」については、権利関係の問題があって、沢田研二のボーカル版は収録されていない。

この間ＷＯＷＯＷで”宇宙戦艦ヤマト劇場シリーズ”が一挙公開され思わず見入ってしまいました。その中でも”さらば宇宙戦艦ヤマト－愛の戦士たち－”は今見ても最高傑作ですね。
この作品は私が小学校高学年頃の作品ですが、当時の友達のこととかが（忘れていた事）この作品で思い出します（そして時は流れた）。

仕事中もスキャットの”川島和子”さんの美声が脳裏から離れず、ついこのＣＤを購入しました。音楽は劇場版に使用された曲全てが入っています（ジュリーの美声はありませんが）。
この音楽だけでも感動で”涙”があふれてきます。アニメの音楽とは思えない最高の傑作だと思います。
”川島和子”さんの美声が、私の心を･･･。

CDの冒頭に収録の『白色彗星(M-1,1A,1B)』のパイプオルガンと『メインタイトル(M-2)』のロマンチックな大宇宙を想起させる女声…これを聞いただけで＜ヤマト＞の独特な雰囲気が頭の中に甦ります!!
『英雄の丘(M-6~M-7)』、『デスラー総統(M-32~M-33~M-34~M-36)』、『真赤なスカーフ』、『超巨大戦艦の出現(M-64,M-64A)』…好きな曲ばかりで嬉々として聴いたCDでした…

20年以上前の作品ですが、＜ヤマト＞は相当に音楽に力が入った作品であることに気付きます…
なかなか価値ある音楽集です!!