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広東語入門教材 香港粤語―発音[CD付]

価格: ¥3,780
カテゴリ: 単行本
ブランド: 白帝社
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発音がクリアに分かるようになります ★★★★★
厚い本ですが、6声式と9声式それぞれ同じ内容が入っていることと、巻末に膨大な資料が入っているため、分厚くなっているだけです。内容は12章のみ、しかも1頁の内容が少ないので、スイスイ進めます。文字も大きく、心理的に難しさを感じさせません。2年前独学で8章まで進めましたが、行き詰まり休止。CDだけだと自分の発音の確認ができないためです。つい最近家庭教師と一緒に最初から開始。10時間ほど費やしましたが、クリアになり、独学では聞き取れなかった声調がほとんど聞き取れるようになり、自信がつきました。現在は同じ著者の語彙のテキストを使っていますが、新しい語彙もCDを聞かずに発音できます。著者の吉川先生に感謝感謝です。入門者は絶対にこの本から始めるべき。お薦めです!
学習者必携、語学マニア垂涎の一冊 ★★★★★
予備知識、実践編、資料編の3部に分かれる。予備知識は香港粤語の発音や表記法の概説で、実践編は発音の入門講座。そして何と言っても素晴らしいのが資料編で、資料3の同音字一覧、さらに検字表の充実ぶりは目を瞠る。本体価格3,600円は正直高いかなと思っていたが、倍額出しても惜しくないほどの見事な出来栄え。広東語研究者、学習者はもとより語学マニア垂涎の一冊といっていいと思う。自分などこのところ暇さえあればページをめくって面白がっている有様。大上段に構えた高調子も少々目立つが、そこは学者の文章ということで大目に見てあげましょう(笑)。一部に誤記、脱落もあるが、それらを補って余りある大変な労作ですよ。
入門から脱却したい人にお勧め ★★★★★
広東語のレッスンというと入門コースがほとんどで
それ以上の学習になると困難が増える。
最近は辞書も充実してきたが、私はこの本は
辞書代わりに使っている。

イェール式の発音記号を採用しているので、
同じ表記の英語テキスト「Colloquial Cantonese」での
勉強用に重宝している。

発音記号しかないため、それを元に漢字を調べるのだ。
これは必携の書ですよ!
広東語入門教材 香港えつ語-発音 ★★★★★
 香港映画を字幕なしで楽しみたくて、広東語の勉強を始めました。
 北京語と同様、広東語を勉強するにあたっては「まずは、発音の聞き取りから」という意識がありました。
 そこで、発音の聞き取りに焦点を当てた本を探していました。まさに、この本は私の二-ズにかなっていました。順序が子音→声調→母音...の順になっていますが、声調の順に二文字から三文字へと体系的に組み込まれています。ちなみに、今はCDの順番を変えて母音の聞き取りに徹していますが、これをクリアしたら子音の聞き取り、そして声調の聞き取りに取り組む予定です。
 しかも、漢字ごとにロ-マ字による発音が記されています。漢字ごとにどのように発音するのかも知りたいので、重宝しています。
 大きな書店でも、半年前から注文しても取り寄せることが出来ないのが実情のこの本。しかも、3,600円。決して安くはないでしょう。しかし、思い切って注文してよかったです!
初学者のみならず専門家のニーズにも応える本格的発音教本 ★★★★★
本書は現代の香港で使用されている広東語(「粤語」は学術名)に的をしぼった発音の入門書である。英語、中国語北京官話等と比べ、比較的学習者が少ない言語について、音声面が詳細に解説されている入門書を見つけることは極めて困難であるが、中国各地(特に河南地方)の方言調査経験と現地香港での居住経験を豊富にもつ著書がこれを可能にした。その点において、本書は画期的な意味をもつといえるであろう。

 現在ではネイティブスピーカーの発音を収録したCD付きの語学入門書は珍しくなく、学習者が習得言語の音声を直接聞く機会は飛躍的に増したといえるが、そうした教材も多くはネイティブの発音を収録することのみで満足しており、日本語話者にとって困難な発音を日本語の音と比較し、わかりやすく解説している点において、本書は一線を画している。特に粤語は声調言語であり、声調をもたない日本語母語話者にとっては初歩の段階でこれを確実に習得することがコミュニケーション成立のため不可欠である上、母音、子音も注意すべきものが多いため、初学者にとっての発音学習の重要性は極めて大きいが、本書はこの要求を満たしている。声調については、複数音節語(4音節語まで)の練習が収録されていることも特筆すべきである。
 また、極めて豊富な資料編も出色である。言語学諸分野の研究者など、専門家のニーズに応えるばかりでなく、「漢字はわかるが発音できない」という状況にしばしば直面することになる学習者にとって辞典の役割も果たしている。特に、日本語での音読み、訓読みからも検索できる字表は、学習者にとって多くの手助けとなるであろう。

 香港と深い関わりを持ちながらも、広東語は発音が難しい、とこれまでは敬遠していた潜在的学習者にとって、本書は大いに有用であろう。今後、本書のような発音に重点をおいた教材が他の言語においても出版されることを祈るばかりである。