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キリクと魔女 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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どうして?を何回も続けると本質が見えてくる。 ★★★★★
キリクは、開かれた知性の象徴なのね、、開かれた知性が真の勇気と優しさを持つということね、、だから、、主人公は、子供でもなくて、、もっと肉体は関係ない、、、新しい知性の象徴、、、赤ちゃんなのね、、。
うーん、、そして、、魔女を助け、、逆に村人から、、魔女に対する迫害を防ぎ、守るためには、、自分が大きくなる必要があったのね、。愛よね〜。
しかし、、良く出来てるわー!私の子供も感動してたわよ。。

村人の「小さいお前には分からんのだ!」というお爺さん、、こういう大人って多いわよね〜、大嫌い!!私も気をつけよっと。。でもね、ホント、、小さい子って予想以上にいろいろなことを分かっているのよねー、自分たちの小さい頃思い出してみなさいよ〜、大人が想像している以上のことに気づいてたりしてたでしょ〜!
偏見もなかったしね、それは知識としては無知なのかもしれないけど、一方でそれは心としては純粋なわけでさ、、、、じゃあ知識って何よ!って思うわけ、学校で何年間も習ってさ、、、で、、思うわけよ。。。少なくとも知識=情報を制御するのが、知性なんだよね、、知性というのは、心に通じるものがあって、天与の性質なんだろうね、、芽を出させるのは後天的な影響も大だと思うけどさ。。いずれにせよ、知性は良心によって初めて、正しい勇気だの優しさだのになっていくわけよね。。。なんてね。

この村の唯一の開かれた知性を持つ赤ちゃんキリク、、もー、2001年宇宙の旅のモノリスに触れて生まれてきたんじゃないか?って思える程、この村じゃあ進化した存在よね。

蛇足だけど、2001年宇宙の旅は、知性の進化を巡って、人とコンピューターのHALが自分こそモノリスに触れようと殺し合いをするんだけどさ、結局、乗組員を何人も殺したハルではなく、その時、良心を持っていた知性=人だけが、次の進化に導かれるという物語、、、、

開かれた知性と良心を持つ存在しか、その先の進化はあり得ない!という啓示なのね。

うふ。知性と良心って言うのは、この地球上の全ての動物の進化の頂点なわけで、ダーウィンの進化論なんて、物質的すぎるわ!!もっと精神に目を向けなきゃ!

知性と良心つまり精神が未だ不完全だから、こんな世の中なのよね、、、。
ある意味、この映画も2001年も、テーマは同じよ!キリクみたいな開かれた知性と良心を持つ、言ってみれば、精神が進化した新人類が必要なのよ!

熱くなりすぎたわ。。

一つ冷静にレビューを付け加えると、、音楽!この映画ではもっと良くなったはず!残念!
本物を使うべきだったわね!アフリカの本物を!魂の入り方が違うわよー。

評価は音楽の分だけ3かな、、あとは全部5をつけました。
心で見る映画 ★★★★★
同作品のもうひとつのDVD作品のページで、すでに20以上の多くの方のレビューがあるので、そちらで書かれている感想について繰り返しませんが、私もこの映画を多くに人にお勧めしたいです。かつてこのようなアニメ作品が存在したでしょうか。映像美と映画の哲学とユーモアが、年齢を選ばず鑑賞できるアニメーションに結実した作品を。大人がかつて子供だった頃、大人に「どうして」と疑問を投げかけていたことを思い出させてくれます。偏見や先入観にとらわれずものを見ること、だめかどうかは自分で試してみてから結論すること、あきらめずに、協力を求めたり、人を説得するために努力すること、など、多くのことを自然体で感受できる映画です。舞台がアフリカなのでエキゾティックな印象を受けるかもしれませんが、、「アフリカ系フランス人による映画」というようなレッテルを剥がして、その奥を見れば、人間の本質を突いている作品だと思います。続編の「キリクと魔女2 4つのちっちゃな大冒険」もお勧めです。
キリクとジブリ ★★★★☆
ギニアの村落を舞台にした赤ん坊のキリク(神木隆之介)と魔女カラバ(浅野温子)の知恵比べが、すれた都会人の心をホノボノとさせてくれるアニメーションだ。藤城清治の切り絵を思わせる平面的な絵は、素朴な村人の生活風景描写と実にマッチしている。

TVゲームのメッカ日本においては、CGでなければアニメにあらず的な風潮が見られるが、そんなお金をかけなくても内容で十分に勝負できることを、この作品は文明に毒された我々に教えてくれるのだ。

お腹の中にいる時から母親に話かけることができたキリクには特殊な能力がある。魔女カラバがしかける村人への嫌がらせ魔法を察知し、ちょこまかとした素早い動きで被害を食い止めるのだ。やがて、「魔女は何故いじわるをするのか」という根本的な疑問にたどり着いたキリクは、お山に住む賢人に会いに行くのだが…。

フランス人監督ミッシェル・オスロが、幼少期の実体験を元に書き上げた原作を自ら脚本化したという。キリクがお手柄をたてる度に村人が歓び踊り回る様子は、実際にそこで生活した者にしかわからないオリジナリティを感じることができる。この映画の日本語制作を担当したジブリのみなさんも、ハリーポッターもどきの外国物ファンタジーにばかりかぶれていないで、日本独特のオリジナル・アニメーションを是非子供たちにみせてほしい。