今回のアルバム限らず、他のアーティストのアルバムも、ライブ感があるようにレコーディングするとCDならではの声の迫力と演奏のダイナミックかつスケール感が減退するから、前作のようにレコーディングしてほしかった。

正直前作のような即効性のある楽曲はないです。

ですが、聴き込むと良いかもしれないアルバム。

セルフプロデュースらしいので、こういうのをやりたかったのね、とは思いますが……前作が私は好みです。

アルバムを聞いた第一印象としては”正常進化”　なので、これまでロストプロフェッツが好きな人にとって買って損のないアルバムと言えます。
これまでどおり、これまで以上にキャッチーな曲が多く、捨て曲無しの粒ぞろいな印象を受けました。
しかしその分へヴィなリフで曲を構成するような以前のスタイルが減ったのが残念。
バンドも売れて大きくなり、ライブもでかい会場で多くの観客の前でやるようになってきた。その影響かスタジアムロック的なアンセムがこのアルバムにはあり、フェスで聞きたいなぁと思いました。

「ダークなアルバム」という風にメンバーが語っていたので1st〜2ndみたいな音を予想していたが、路線的に3rdの流れである意味意外、裏切られました。笑

キャッチーで聞きやすいし相変わらずカッコイイんだけど、自分的にはサラっと聞き流せ過ぎてハマる曲がなかった。
前作の方が耳に残るいい曲が多くてよかったかな。

Start Somethingで「おおっ!これは次に期待大」っておもってたらLiberation Transmission「…。あのヘビーさは何処へ?」みたいになってて、また新作が出たって聞いてレビューとか見てみたら、良くもなく悪くもない、みたいな評価だったんですが、思い切って買ってみました。

結果。

マジ裏切られた。

本当に良い仕上がりになってる。

4THの特徴は、2NDをそのまま3RDのポップなレベルに近づけた感じ。だが、静かなバラードみたいな感じじゃなくて1STみたいなハードコアな歌い方をしてる。そしてエモっぽい。

つまり、誰にも聞きやすい仕上がりだ。

という事。

さら2NDにあった曲の最後に流れる次の曲への「繋ぎ」が復活してる事。最初から最後まで飽きずに続けて聞ける。

コレはオススメですね。