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牛丼一杯の儲けは9円―「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学 (幻冬舎新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 幻冬舎
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タイトルが良い ★★☆☆☆
タイトルの付け方がとても優れた本だと思う。
つい惹かれて購入してしてしまった。
しかし、あまり得ることがない本でもある。
常識的な話が多いのではなかろうか。「買い叩く」これが全てと言ってよかった。
異なる視点 ★★★★☆
「買い手(最終消費者)」としてではなく「バイヤー(材料購入者)」への視点の移動が面白かったです。
仕入れから売上げを捉える視点は評価するが・・・ ★★★☆☆
結論は、
安く仕入れることが売上げ全体に貢献する割合が高いから、
できるだけ安く仕入れよう!
ということか。

やはり、引っかかることは、
安く仕入れることは、商売として双方の納得ずくとはいえ、
仕入先タタキを助長するように思われること。

コスト全体を俯瞰して、
仕入れ原価を勘案することが重要であることはかわらない。
現実 ★★★★★
この本、現実的な内容で実に誠実だ。消費者には、コストを抑えてできるだけ安価に商品を提供する。これが営業努力だし、商売の基本だと思う。商売上、仕入先は取引先でもあり、お互いの条件が合致しなければ取引しなければいいだけの話で、叩きでもなんでもないと思う。ビジネス本の神様的、神田なんとかの書物が持て囃されていますが、じゃあそれを読んだ読者はみんな成功しているのか?幻想の中で勝者になった気がするだけの書物。そんな書物が氾濫する中で唯一誠実な本だと思う。
下請けイジメのススメ ★☆☆☆☆
ハッキリ言ってこれが大手の下請けイジメの構造ですね。
ライターの板厚を削って儲けるくだりが有りましたが、そんな規格外の板を特注すると、中小企業ではどれだけの負担になるか知らない、机上の空論です。
騙された事ばかり語っていますが、人間的に魅力がないのに、騙されるのは当然だと思います。

また、財務諸表を見て分析は、経理担当なら誰でもできます。読者は、それ以上を望んでいるのでは?


大手では下請けを倒産させて一人前という話が事実なのを確認できたので値段分のもとを取ることができました。