宙域ステージは敵との距離感がつかみにくく、こちらの射撃・格闘が当てづらいです。
当然ながら、CPU側にとっては距離感も何もないので強さは地上と何ら変わりません。
無印連ジにもソロモンやア・バオア・クー(外部・内部)が宇宙ステージとして存在しますが、
地上から重力を取っただけで宙域ステージに比べれば楽かと…
ほとんどのゲーセンでは無印→DX(もしくはZ以降か撤去)に換えていると思うので
DCとわずかなゲーセンでしか無印ができないのは厳しいところではないでしょうか。
DXが全13ステージ(無印は全12ステージ)とシリーズ中最も長い上、
一部のステージが難しくなっているので無印も移植したのは正解だと思います。
ベタ移植ですが、処理落ちが軽減されたぐらいで後は完璧でしょう(NAOMIですし)。
よおぉ~く、見てください。モビルスーツのテクスチュアを。遊び較べてみてください、レスポンスを。一定以上にやり込んでいる人ならば、どちらが本物かはすぐに気付くはずです。
ただ、Dreamcast版にはミッションモードがなく、観戦モードもありません。このため、家庭用ゲームとしての価値観はどう考えてもPlayStation 2版に劣ってしまうことも否めません。ですが、アーケード版をやり込んだ人なら、Dreamcast好きなら、揃えておくべきでしょう。ちなみに、Dreamcast版を買ってから、PlayStation 2版の存在価値は調べ事専用機になってしまったくらいです。
特にこのゲームが優れているその主な理由は・・・
■ 操作性に優れ、アクションゲームが苦手な人でも結構楽しめる
■ 難易度を8段階から選択できるが、元々のゲームバランスが非常に良い
■ ゲーム内の音楽・効果音・台詞・声優など殆どが、アニメ版に忠実に
再現されている。更に音楽だけでなく主な挿入歌まで入っている為、
自分がガンダムのアニメの世界を体験しているような錯覚に陥る
■ 搭乗する機体だけでなく、連邦・ジオン軍それぞれに何人かのキャラが
用意されていて、何度も楽しめる
主にこういった点が、これまでのガンダムゲームとの差をつけていると思います。あと、細かい点で言えば、オープニング画面でのナレーションに対して、字幕が付けられている事。こういった小さいが重要な部分に配慮されているのは、制作元がカプコンだからかも知れません。
非常に優れたゲームである当作品ですが、エンディング画面でのスタッフロールがローマ字なのです。これは、ローマ字表記のほうがカッコイイのは理解できます。しかし、声優さんや制作スタッフの方の名前を読みたいと思う方は、早過ぎるのもあって読みにくいので、是非日本語で表示してもらいたかった。
とりあえず、PlayStation2を持っていない方でガンダムが好きな方は、優れたガンダムゲームとして、また、DreamCast終盤の作品として絶対に購入すべきです。