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事例から学ぶサービスサイエンス―サービス価値計測手法 10の実例

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本
ブランド: 近代科学社
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サービスの科学的評価に有用で、実用的な一冊 ★★★★★
 IBMを発端とするサービスサイエンス学に関連した書籍である。

 SSMEと呼ばれる新しい学問領域は、まだ学問的な定義が難しく確立されていない。
一過性の学問として終わるか、世の中に大きな影響を与えるかについては、
今後の学術定義と展開に、その注目を集めていると思われる。
そういった「サービスサイエンス学」の学術的な展開を知る上で、高著は重要な書籍である。

 特に、この学問領域において重要な人物、故亀岡秋男氏(元北陸先端科学技術大学院大学副学長)、
日高一義氏(現日本IBM東京基礎研究所)方の理論展開を中心に、サービス分析へとつなげていることは
サービスサイエンス学の方向性として、とても重要である。

また、同じようなサービスの価値計測や評価について触れている書籍として、
東京大学のサービス工学で知られる内藤耕氏の「サービス工学入門」(2009)があるが、
ここでも、OR手法のAHPをサービス評価に適用している事例がある。
具体的には、「Service ExplorerΞ(クシー)」と呼ばれる、サービス設計支援システムのプログラムに、
AHP手法をサービス受容者の満足度因子の重要度に適用して活用している。

 今サービスサイエンスの概念や理論が注目される中で、今後注目されるのがサービスの科学的分析、価値評価である。
こういった背景から、サービスの事例から価値計測における科学的手法までを紹介した書籍は、大変実用的な一冊になると思われる。