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Garland of Red

価格: ¥993
カテゴリ: CD
ブランド: Ojc
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盲目な統治 ★★★★★
1956年に録音されたプレスティッジからの初リーダー作。チェンバースやテイラーと共に心地よいグルーヴを演出する。選曲も
スタンダード中心で楽しい。
でもなんだろう?この儚さは。。毎回聴いてて不思議に思うが、この一枚には儚い永遠性を感じてしょうがない。マイルスの
クインテット時の方がより顕著だけどね。本当に一瞬だけほのぼのと温かい空気感。だから何度も聴く。別に天の邪鬼じゃないけど
ガーランドの作品ではこれを一番聴いてるよ。解るようになる。解るんだ。
何でこのピアノ演奏をマイルスが支配したがったのかが。結局このピアノ演奏はフィーリング以上のフィーリング。インスピレーションの
独り勝ち。一つが全てとなり、全てが一つになったフィーリング。
その全体的な閃きに独自に肉付けしたかったんだろうね。と同時に繊細なリリシズムに富んだ自身のミュート奏法をその全体的な空気感で
包み込んで欲しかったんだろうね。
つまるところ病的に脆い自律性は儚いようで永遠なんだ。喜びと悲しみがまったく同じという美しさがあるから。でもだからワンパターンな
特色しか出せないんだろう?って誰かが言うし、皆が言う。それじゃ浅いじゃないか。
成立できなければそうだ。しかし成立してる。一瞬が成立してる。それは間違いなく全体への奉仕。あんまり捨て身じゃないか?でもそれが
永遠に儚いジャズという生きものには呼応する。
マイルスは語った。アート・テイタムこそ天才だと。共通してるよ。装飾じゃないんだ。根っこの温かさ。
ジャズの魅力がなかなかつかめず上滑りしてる人はこの一枚で一発だ。細部の理論じゃない。全体の感性。感性こそ完成。感性に終わりは
こない。一瞬一瞬が永遠。なんて完全なんだ。なんて完璧なんだ。そして貪欲なまでに、他の追随を許さぬほどに、なんて盲目なんだ。
親方のマイルスがいない分 レッド・ガーランドの指向性が出ていてる ★★★★☆
レッド・ガーランドの初リーダーアルバム。録音月日が1956年8月17日なのでマイルルのマラソン・セッションの年(5月と10月)になり、その間にレコーディングしたことになる。親方のマイルスがいない分 レッド・ガーランドの指向性が出ていてる。全8曲中7曲がスタンダードで8曲目の「Blue Red」 がレッドのオリジナル。
青木高見(あんちゃん)

光る・煌めく ★★★★★
1956年8月17日、ハッケンサックで録音。1991年にデジタル・リマスターされている。
パーソナルはレッド・カーランド(p)、ポール・チェンバース(b)、アート・テイラー(ds)。曲は7曲中6曲がスタンダード・ナンバー、最後の1曲『Blue Red』がガーランドのオリジナルである。オクターブの効いたピアノが随所に煌めき光る。素晴らしい演奏である。初リーダー作とはとても思えない落ち着きぶり、マイルスの有名なマラソン・セッションの合間に録音されたわけだが、そのリリカルなフレーズはマラソン・セッションの時と同様に、現れ消える。あの4枚が好きでたまらないマイルス・フリークにはたまらない1枚だろう。

静かに静かに一人一日の衰弱疲弊した心身を癒すための音楽である。(●^o^●)

まずこの一枚。 ★★★★★
ガーランド初のリーダー作。やっぱりブロック奏法ばっかりやなぁ…とはいえ、基本的にシンプルなので、アドリブ部分などもすぐに口ずさめて覚えやすい。スタンダードも多いので、最近ジャズを聴き始めた、ジャズピアノの参考にしたい、この人のCDを初めて聴く、という方にまずおススメしたい一枚です。