熱い夏、食事の支度をする気持ちになれない方に
★★★☆☆
毎日暑くて大変ですよね。冷たい素麺なら食べる気になるけど、自分で茹でたり、薬味の用意する気持ちにもなかなかなれないですよね。そんな時にこの本はお薦めです。自分が食べないものの為に、ここまで気持ちを込める料理人がいるのかと、感動したくなります。鰹の魚一本に、食べさせたい人、感謝の気持ちを伝えたい人、家族への遠慮、他人への見栄・・いろいろな想いが交差することを伝えてくれます。これを読んだ直後は、「頑張ろう」と台所に向かう気持ちに、一食分ぐらいはなれますよ。