今までのHedを聴いていた人間でしたので、これを聴いた瞬間は愕然としました。この路線で進むのか・・・と。そんなわけはなく、まぁある意味息抜き的なアルバムで本当によかったですが、これは単体で聴くとなかなか良く出来た作品。

ピアニカがここまで活躍するアルバムも珍しい。
全体的に軽快なリズムとともにファンク色の強いアルバムになっています。歌もラップも程よく、ハードコア色もほどほど。逆に今時この音楽性は珍しいとも思います。
録音の加減か、音が全体的に生々しくて良いです。特にライヴの合間にこのアルバムからの曲が入るのはなかなか堪らないものがあります。

久々にブチ切れたようなジャレッドのシャウトが聴ける＃5は、シンプルながらもカッコよく、ライブでされたら物凄く盛り上がる曲です。
＃6は毎回ライブでやりますし、＃12はこのアルバムの中ではトップクラスでギターサウンドがヤバい曲です。