大事な大事な母親を失った子供さんの悲しみに、愛する奥様を失った働き盛りの著者を襲う悲しみに、読んでいて胸につまりました。キリストの信仰を持つ家族がいかにしてこの困難を過ごしてきたか、私も同じガンで母と父を看取りましたので同じ時をなぞるようでした。しかしこの家族にはキリストの信仰があります。苦しみの中で天を仰ぐ時、神様からの慰め、聖書からのみことばで救われます。これはただのガン闘病記ではなくキリスト者がどのような心を持って苦難を乗り切ろうとするのかを見せてくれる感慨深い本でした。天に帰った奥様の周りで笑顔で写っている家族の写真が印象的でした。

この本を購入し、一晩で読みきってしまいました。多くの愛する友人をがんで失いましたが、この本を読んで友人を思い出し悲しくなりました。しかし、再会の希望によって立ち直りました。人は死んで終わりではない。天国でもう一度あの人にあいたいと思います