少年法に関する本の多くは
「少年法を(守る、改正する)」事を主張したものが多く、
著者のバイアスがかなり入っているものが多い
しかし、この本はあくまで公平な視点から
少年事件や少年法のあり方を分析しており
始めて少年法を学ぶ人にも適している本かもしれません
たった1箇所だけ著者の感情や考えが現れている部分がありますが
その部分以外はまさに公平で冷静な本です
さすが、少年法の第一人者といえるでしょう
少年法に関する議論は、感情・同情にはしったり、事例主義に偏ったり、 本質的でないところにとどまったりしがちです。
統計データ、事例、論考、条文の4つの点から少年法を概説したこの本は
少年法改正や少年犯罪について考えるための必要な情報がつまっています。
今回の少年法改正が、果たして少年達にどのような影響を及ぼすのか。 この書籍のような材料があれば、ワイドショーやニュース番組では解説されない部分を自分で考えることができます。