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MY HOME TOWN

価格: ¥3,059
カテゴリ: CD
ブランド: ファンハウス
Amazon.co.jpで確認
1993年:ファンファウス
作風の分岐点となるオリジナルアルバム ★★★★★
ソロになって3枚目のアルバム。内容的には前作と見劣りしないが、何故か全く売れなかった。(2位・18万枚)

前作の映画のサントラ的アルバム『sometime somewhere』(1位・66万枚)と比べると大幅に下落してるし、最新作『そうかな』(1位・58万枚)と比べても大きな差がある。

何が原因だったんだろうか。タイアップ?内容?時の流れ?

確かにヒットシングルはないが、それは『個人主義』や『そうかな』も同じである。

恐らく世間が小田から興味を失くしていたじゃないだろうか。


『Far East Cafe』はヒットシングル「Little Tokyo」もあるし、何よりソロ初作品。解散の翌年。

『sometime somewhere』は、「ラブ突」の翌年だし、メガホンを取った事で話題になった年。

『そうかな』は、「キラキラ」・『自己ベスト』による新たなファン獲得の結果。


一発屋ならともかくオフコース時代からヒットを飛ばし、ソロでも大々成功したベテランの小田にしてみれば、かなりショックだったに違いない。(前年の映画は、ボロクソに叩かれ大ゴケしてるし)

そのせいか、ツアーもせず次のオリジナルアルバムを発表するまでに7年も要している。


内容について書くと、小田流AORの集大成ともいえるべき作品。一方、近年の作風に繋がる「風の坂道」、「my home town」も聴ける。

「渚ふたりで」は元は8ビートの曲だったとか。

この作品までは飛ばすことなく聴けた。できることなら、この頃のような作品をもう一度書いて欲しい。
いい声 ★★★★★
小田和正さんのライブで演奏される曲の中で,ものすごい盛り上がりをみせる またたく星に願いを が収録されています。この曲を聴くとあの小田和正さんのすばらしいライブを思い出します。この曲は会場が一体になって盛り上がる本当にいい曲だと思います。そして マイ・ホーム・タウン はもちろん,素敵な曲が多く収録されているアルバムです。それに小田和正さんのすきとおる様な声は,聴いていて本当に心地いいです。
誰もが知っている、という曲はないけれど ★★★★☆
昔シングルで持っていた思い出の曲を探していて、
このアルバムにたどり着きました。
有名曲が多数ある氏の楽曲の中で、
このアルバムは、例外的なほどそうした楽曲が少なく、
余程のファンの方しか購入されないのかも、という印象を受けます。

ただその分、派手さがなく、落ち着いて静かに聴ける一枚のように
と感じます。
ずっと流していても疲れない、すんなりと耳に入ってくるアルバム。
Oh! Yeahに似た印象のCome Onなど、ぐっとくる曲もいくつかあって、
味わい深い1枚です。

目当てだった「そのままの君が好き」は、
シングルでのアレンジと変わっていて、
元バージョンが思い出だった身としてはちょっと残念。
(シングルに収録されていたインストも好きだった!)

最近のアーティストがやたらとリリースしているシングルベストは
普通ではないのだと、今回の件で痛感しました・・・
小田さんの故郷を感じるアルバム ★★★★☆
 ずばり、小田さんの故郷を前面に出しているアルバム。ジャケットは中学高校と利用していた駅のホームだし、シングルになった、風の坂道のジャケットは母校の校庭で撮影されているらしいので。

 このアルバムがでる前の年に、球場で野外コンサートをしています。私は横浜スタジアムを2日間見に行きましたが、タイトルになっている”MY HOME TOWN"では、小田さんの幼少の写真がスクリーンいっぱいに流れていたことを思い出します。

 全体的に淡い水彩画のような曲が多いです。

 
 


 
誰の心にもあるホームタウンの輝き ★★★★★
作品は少し懐かしいくらいのアダルト・コンテンポラリーなサウンドで、スムースに流れてゆきます。案外、今日流行のアンビエントな音楽ニーズにもぴったりなテイストです。夏が涼しく感じる4「渚ふたりで」や、スイートソウルのようなコーラスが品の良い9「レット・ミー・ホールド・ユー・ベイビー」など、透明感に溢れた楽曲が随所に柔らかな風を吹かせます。また2「またたく星に願いを」6「だからブルーにならないで」などもあり、ソフトながらポップレベルの高いアルバムですね。鈴木雅之・佐藤竹善の波長と小田氏とのシンクロ性の高さも改めて絶品です。

そして求心性を放つ5「風の坂道」が何と言っても聴き所。この曲が作品のど真ん中にあるから、不思議と各曲のことばの背景に深みが与えられてゆくようでした。そして聴いている私の生きる一瞬をも切り取るように、鋭くもしなやかに主題が迫ってくると、ポップな作品テイストの中でもハッとさせられ、何かスパイスのような存在です。
でも、その生き方のシリアスさは温かみへ姿を変え、10「MY HOME TOWN」という受け皿で実を結びます。只の懐かしさだけじゃなく、自らのアイデンティティや生きる方向性も醸しだすうたですね。その曲想から、海の光がきらきらと乱反射する輝きがみえるようでした。
他に7「今はきかない」のブルーは小田氏のクリアな声だから、想いが行間に溶け込んでゆくようです。8「それとも二人」との繋がりも綺麗。

齢を重ねた今日聴くと、今作全体から感じる淡い色彩がとても心地よく、ひとつひとつの曲の味がなんだかじんわりと染みます。今作を手にした若い頃は、5のような曲を他にも期待する短絡さが、作品全体のよさを見えづらくしてしまいました。私がまた年をとれば更に色を変えて映る作品なのかもしれません。ゆっくり流れてゆく曲たち、そして最後に10がおかれると、なんとなく海へ向う電車の車窓からみる風景のようでした。