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ハワイの歴史と文化―悲劇と誇りのモザイクの中で (中公新書)

価格: ¥882
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
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真の相互理解のために ★★★★☆
P166「観光とは、ある土地の人がよその土地を訪れる行為であり、人と人との出会いを作り出す。ただし、その出会いに必ずしも理解が伴うわけではない。訪問する側と訪問される側の双方に、他者を理解しようとする意思がなければ、充実した出会いの可能性は生まれてこない。」

歴史的に日本人はハワイに対して自らの欲望を「楽園」イメージとして投影し、対するハワイの観光産業側も日本人のイメージを自ら内面化し演じてきた。このような交流からは決して真の相互理解はなされえないのではないか?そんな問題意識からハワイ史・移民史研究で有名な著者は、移民史、パールハーバーと戦争、日本人のハワイ観光史、ハワイ王朝史とその文化の変遷、という4つの切り口を通してハワイの歩んできた過酷な歴史と人々の活力を描き出す。日系、オキナワ系、コリアン・・・様々な移民たちが織りなす複雑な歴史は特に必読だ。

本書はハワイの歴史をトータルに描くことを目的とするものではなく、一つの明確な問題意識からハワイの歴史と文化を描くので当然捨象されていることも多々あるのだろう。故に問題意識を共有していない人には物足りないところも出てくるのかもしれない。だが多くの日本人がハワイを訪れる今日、真の相互理解のための材料を提供してくれる本書の価値はやはり大きいように思う。ハワイに行ったことのある人、これからハワイを訪れる人には必読の書のように思う。
ハワイについて知る ★★★★★
観光で紹介されることの多いハワイですが、この本では、ハワイの歴史が真面目に書かれてます。カメハメハ大王時代や、太平洋戦争前後の人々の暮らしや生活も書かれています。また、サトウキビ栽培が主な産業だった時代、観光開発が進み、環境破壊が進んだ時代。ネイティブ・ハワイアンの抑圧と目覚めなど、今まで見過ごしてきたハワイの多様性に気づかせてくれます。また、日系ハワイ人の移民からの歴史や、2世3世のアイデンティティについても書かれています。ハワイを深く知るのに良い本だと思います。
観光論や政治論(植民地支配反対論)にとどまらない射程 ★★★★★
 ハワイ旅行前に読むことをおすすめする。名著である。章立ても工夫している。
 端的な「事実(歴史=制度)」の概説にとどまらず、「イメージ(人々のイメージとして、ハワイはどのように消費されたか)」を丁寧に論証し、「文化(現在既に複合文化になってしまったハワイは、かつてあった伝統文化及び今の文化をどう評価するか)」論で悩ましいジャッジをしている。
 観光論や政治論(植民地支配反対論)にとどまらない射程を備えている。
 そのスタンスは、副題「悲劇と誇りのモザイクの中で」に表れている。
 要約には向かない本であるが、ハワイ本としての代表格であることは間違いない。
5回目くらいの人が。 ★★★★☆
ハワイの観光本とか雑誌の特集はたくさん読んだが、もうちょっと奥深いところを知りたい方には貴重な本。現在ハワイにいくと普通に日系人がいるが、その方の背景をまじめに考えたことはなかった。この本を読むとそのあたりがよくわかる。意外と(失礼)複雑な歴史的背景を持ちながら、いま日本人観光客を迎えていると思うとちょっと複雑な気分になる。
ソフトなタッチで記述してあってとっつきやすい本。ハワイに5回くらい行った方が読むのにお勧めの本ではないかと思う。
タイトルと内容が違いすぎる! ★★☆☆☆
「ハワイの歴史と文化」というタイトルなのに、ハワイの歴史については第4章でちょろちょろ書いてあるだけ。
他は全て「ハワイという鏡に映した日本」について書かれています。

移民の生活苦、二次大戦下の状況については紙数を裂いていますが、資料価値は低い。まるで新聞の三面記事からの抜書きのようです。統計が示されていないので、紹介された例が有意な例なのか、ほんとうの例外なのかも判断できません。

唯一興味深かったのが、移民が働くときに使用した雨ガッパの防水加工にククイの樹皮を用いた、という箇所。「ハワイのくるみ」であるククイにとても興味を持っているので。(ククイは広葉樹で、くるみのような厚い樹皮に覆われた木の実をつけます。核は黒く固く、中には油を豊富に含んだ実が入っています。)