国際関係論とは、政治に限らず。経済や安全保障そして民族や宗教など、広く国際社会全体の諸関係を包括する概念を論ずる学問です。

普通の国際政治で論ぜられるような二カ国間あるいは地域の枠内での限られた外交関係を論じるのではなく
国際社会という汎世界的な位置で考えなければならない、外交の本質が論じられています。
これを読むだけで、国際社会が決して理想主義で動いているのではなく、軍事や経済だけではなく人種・民族なども含めて
極めて複雑に入り組んだ中で、その共通の法則とも言うべきものを論じられなければならない事がわかるでしょう。

中嶋高嶺氏の「国際関係論」は、国際関係論を論じた名著として名高く。本の表現もそれほど難解ではないので、初心者でも理解できると思います。
単に国際政治を学ぼうとする学士に止まらず。
国際情勢に興味がある方は、この本を一度読んだ上で、現在の国際社会の情勢や歴史上の国際情勢など考えてみれば、また新しい視野で考える事ができるでしょう

　定評ある国際関係論の入門書のひとつである。
　著者ははじめに国際関係論という学問は関連する多くの分野の研究成果を生かした多元的な学問であることを力説する。それはよいのだが、最終的には政治外交史の講義に回帰している内容は、kitou氏も書かれている通り矛盾している点と言えるだろう。そういう意味では看板に偽りありである。
　中公新書に収められている本の順番で言うと、評者の評価は高坂本＞本書＞中西本の順番になる。出版年代が最も古い高坂先生の著書が未だに最も価値があると思われるのはいったいどういうことだろう。

国際é-¢ä¿‚è«-とは、国際æ"¿æ²»å­¦ã€çµŒæ¸ˆå­¦ã€ç¤¾ä¼šå­¦ã€æ-‡åŒ-人類学、地域ç "究など多くの専é-€åˆ†é‡Žã‚'またがった学問であり、そうである事がå¿...要と実例ã‚'井交えながら最初の章でè'-è€...は説いています。また後半部分では、冷戦やå¤-交史にé-¢ã-て、中国ç "究の大御所であるè'-è€...ならではの、米ソé-¢ä¿‚のみならず米ソ中のè¦-点から分析ã-ており、ã"ã"はè'-è€...のã"れまでのç "究が大きくç"Ÿã‹ã•ã‚Œã¦ãŠã‚Šæ-°ãŸãªçŸ¥è¦‹ãŒæ¥½ã-めます。また巻末の推奨æ-‡çŒ®ä¸€è¦§ã¯ã€å›½éš›æ"¿æ²»å­¦ï½¥å„地域ç "究のためのモダン･クラシックスあたりから最è¿'までのå†...å¤-のç "究書が厳選された上でåˆ-挙されており、ã"れは重宝ã-ます。

でも、最初にせっかく「国際é-¢ä¿‚学とはかくあるべき」ã‚'提示ã-ておきながらも、それ以降の国際理è«-や冷戦･å¤-交ã‚'è'-è€...が捉えるè¦-点ã!¯å°‚é-€åˆ†é‡Žã®ã²ã¨ã¤ã§ã‚る国際æ"¿æ²»å­¦ã®è¦-点そのもの。中国ç "究という地域ç "究がæ'»ç"¨ã•ã‚Œã¦ã„るのã‚'読みå-って欲ã-い、というã"となã‚"でã-ょうか？

とはいえ、ã"の分野ã‚'学ぶ上では(そう、本書は読み物というより学è¡"指å-書です)誰もが挙ã'るå¿...読書なので、おさえておくå¿...要はあると思われます。