Best of Herbie Hancock-Hits
価格： ￥661
カテゴリ： CD
ブランド： Sony
ハービー・ハンコックは70年代以降、ストレート・アヘッドなジャズだけでなく、エレクトリック・ピアノやシンセサイザーを活用したブラック・ファンク～ディスコ・ミュージック～ヒップホップにも取り組んだ。そして試行錯誤を繰り返したのち、73年の『ヘッドハンターズ』が商業的にも大成功をおさめ、ハービーはブラック・ファンク・ブームの火付け役となった。このベスト盤は『ヘッドハンターズ』以降、80年代前半に至るエレクトリック・ハービーに焦点をあてたものだ。最初の2曲は『ヘッドハンターズ』、<3>は『サンライト』、<4><5>は『フィーツ』、<6><7>は『モンスター』、<8>は『マジック・ウィンドウズ』、<9>は『フューチャー・ショック』からの選曲。83年の<9>はロックイット・バンドによるもので、ビル・ラズウェルを中心とするマテリアルとの共同プロデュース。このベスト盤には、ブラック・ファンクからヒップホップに至るハービーの10年間の奇跡がコンパクトにまとめられている。（市川正二）
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ファンキーなベストアルバム！
★★★★★
天才マイルス・デイビスがエレクトリック楽器を駆使してジャズの常識を破壊し始めた時、ハービー・ハンコックはマイルスのグループに在籍しており、半ば強制的にエレクトリック・ピアノを弾くことを要求され、エレクトリック・マイルスを支えていました。その後、ハービーはマイルスよりわかりやすい形でブラックミュージック、ファンクミュージックからヒップ・ホップまでを70年代から80年代初頭にクリエイトしていたのです。このベストアルバムは、この時代のみをまとめたもので、ハービーの長いキャリアを展望するようなたぐいのものではありません。逆に言うといわゆる通常のベスト盤ではほとんどセレクトされない〔「ロック・イット」はポップス・チャートでも大ヒットしたので、セレクトされるかも〕、バリバリのファンクミュージック集です。リマスタリングされていて音質も良く、楽しいアルバムです。
ジャズファンク
★★★★★
シンセサイザー／ボコーダーを主に使用して重厚なサイケデリックファンクを展開していた時期のベストコンピレーション。ジャズ／フュージョン時期ははずされている。世間的にかなり有名なものを収録してある。アコーステックジャズがいかにジャズファンクに影響を与えているかの証明にもなっている一枚。
ボコーダーを通さないと歌えないハービーハンコックは確実に減点。
ロックイットバンドでのライブでも観客をあおるのが下手だったな～～～～。ＭＣはどへたでした。しゃ～～～ね～～～か。
１０点中８点 もちろんオリジナルアルバムを越えてはいない。