著者は現在、三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルティングの
チーフコンサルタント。大中小1,000社以上の企業支援に携わる。

本書は、30〜40代前半の方々のための自己啓発書であり、
応援歌であり、チームリーダーとして光り輝くための秘訣が
示されています。

リーダーシップに関する良書をたくさん読んできましたが、
一味違う、さわやかな爽快感を感じさせるもので、
わが社の役職者へ課題図書に決めました。

今、なぜチームなのか、業績不振の原因については、
経営者の悩みが書かれています。

そして、良いチームリーダーになるための12の秘訣、
質の良いチームを作るポイントなどが、具体的に書かれており、

経営者、リーダー、30-40代のビジネスパーソンへ
オススメの良書です。

「チームリーダーとは、会社から任命されるものだけではなく、
いかに仲間に貢献するかという意味においてのリーダーシップ」

2010サッカーワールドカップ日本代表の活躍は正に「チーム力」の向上がもたらしたものである。あなたの所属しているチームが現在思うような結果を得られずに苦しんでいるのなら、迷わずこの本を手にとって読んでみることをお勧めする。（特に普段読書癖のついていない方には最適）
コンサル業ではあるが著者の用いるメッセージは決して難しくなく、明日からでも実践できそうな事例ばかりである。あなたがリーダーと呼ばれるポジションにいるなら同書を常に手許に置き、時折読み返して進捗状況を確認することをぜひお勧めしたい。

私はビジネス本というのを必要だと感じながらもあまり多くは読めていません。
なぜなら読んでも実際に実践するは難しいことばかりが書いてあるからです。
この本はそういう意味では知識を詰め込むビジネス本というより
実践できるレシピ本というか、そんな感じでお勧めできます。

この本は読んでみると「なるほど」と思わせる前半（１章、２章）と
それを実践しながら本当に心がけなければならないポイントが書かれている後半（３章）
にわかれている感じで読みやすく実践がしやすかったです。

実際、後半は使いこなすためには何度も読み返したりしましたが
リーダーをする上で必要な勘どころというか、何度も実践して経験から学ぶべき
ポイントが書かれているんだなぁと感じました。

普段は本をあまり読まない人でも読んでみて、「お、これなら出来るかも」と
次に実践してみたくなる、そんな良本だと感じました。

社会人1年目。社会に出て、初めてチームというものに属した私にとっても非常に実感が持てる内容であった。
もちろん、それは著者が例を交えながらわかりやすい言葉で述べているから、という面もあるが、
むしろ、日々仕事の中でなんとなく感じている事が、著者によって言い当てられているからではないかと思う。

チーム力を１＋１＝２、３以上にしていきたい。これは誰しもが思うことである。
著者のアプローチが興味深いのは、そのために「自分がどう動くか」ではなく、
「自分がどうあるべきか」から始まっている点である。
そんな著者が描くからこそ、その後の項目も素直に受け入れられ、少しでも盗みたいと思える。
最後に「熱さ」の大事さについて述べられていたら、なおのことである。

著者の記述は、非常に実感に近い。

だからこそ、次回はコンサルタント論のようなものを読んでみたい。

おそらく著者の人柄なのでしょうが、押しつけがましくなく様々な気付きを与えてくれる本です。
近年の日本経済の動向に触れながら、日本の企業がたどった道、そしてそこで働くビジネスマンに求められる事柄の変遷が分かりやすく書かれています。人と人との付き合いがデジタルで希薄になっている昨今、「人」と「人」とが繋がる「チーム」の重要性と、「チーム」を円滑にするための「チームリーダー」の心得を示した本書は、ビジネス書を超えて日常生活への示唆にも富んでいます。30代・40代のビジネスマンに向けて書かれたとされていますが、もっと若い方に是非読んで貰いたいです。肩肘張らずに気楽に読めますよ。