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Who Governs?: Democracy and Power in an American City, Second Edition (Yale Studies in Political Science)

価格: ¥1,415
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Yale University Press
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政治家も必読!政権交代を実現するための潜在的な有権者の掘り起こしはいかにして可能となるのか? ★★★★★
 ・どういった争点が有権者の投票行動にどの程度影響を与えるのか?
 ・政権交代を可能にするために必要な潜在的な有権者の掘り起こしとはいかにして可能となるのか?
 ・政権を取るために必須となる迫真性を持った争点とはいかなるものなのか?
 ・下位の政治指導者を結束させる政治的報酬とは何か?

 18世紀末から現代までの市政を概観し、貴族から企業家層、更には平民へと下降する権力。権力が下降する一方で政治的な影響力は断片化しながら拡散、次第に政治過程は不可視の全体性へと飲み込まれていったのです。 
 社会とは集合的な意思決定の相互作用であるから、本来的にそれぞれの政治セクターの影響力に還元することが出来ない、つまり証明は不可能なのですが、だからこそその様な社会空間の全体性に四つに取り組み、政治的過程をあえて要素に分解してその影響度を測定する本書は面白いのです。コネチカットのあるタウンを一つの政治単位として、まるで箱庭の構成物を一つ一つ手にとってためつすがめつ眺めるような面白さがあります。一言では語れないぼど一つ一つのセンテンスに鋭い知見が盛り込まれた豊饒な一冊です。
 資産、居住区などによって有権者がカテゴリーに分解された上で,統計的分析とリサーチにより政策的争点と有権者の投票行動の相関性(「直接的影響力」)がマクロ政治学的に検証される一方で、本書の面白いところはミクロ政治学的な政治過程に関する示唆にあります。儀式と忠誠・・・結束・・・ためらい・・・そのたあらゆる思考未満の心理過程・・・政治が非常に人間的な営為として今までより深く理解できるようになるでしょう。
著者の代表作 ★★★★★
教鞭をとっていたコネチカット州ニューへブンで、実際にこの町の権力を持っているのは誰なのかについての実証的研究の成果。一部の者が権力を行使しているという「エリートモデル」や政治家らへの働きかけをすることのできる利益集団が競合し統治しているという「利益集団モデル」等々、諸説がある。本書のなかで「多元的民主主義における影響力の配分を観察、分析、記述し始めようとする者は、厄介な問題に遭遇することになる」と述べているが、まさにこの厄介な研究が克明に記されている。