心魂の実体観照の基本視点
★★★★★
我々人間存在の心、魂と称されるものに対しての基本中の基本の著作。
通常の悟性的思考によって考察された魂、心理学というものに呪縛されている視点観点からは一笑に付されるであろう内容である。
だが、心眼、魂的知覚に鋭敏な存在にとっては感覚的知覚と同じく、最も基本的事実でもある。
今日の唯物論的相対意識に囚われた時代では、所謂心理学の分野ではまだまだ認知されぬ著作でもある。
或いは、感情神秘主義者や似非神秘主義者にも同様であろう。
この著作が一般化され得るのは、少なくとも一世紀程の時が必要と思われる。
真摯な自己認識者、探求者存在には一度は読んで欲しい内容である。