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一神教の誕生―ユダヤ教、キリスト教、イスラム教 (「神の再発見」双書)

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 創元社
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あらためて感じる深く、広い流れ。 ★★★☆☆
「知の再発見双書」の別シリーズとしてスタート。
サイズなどやや大きめに見えるが、体裁、方向性など、
「知の再発見双書」と同じ。

この一冊は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の流れの全体を
ビジュアルを紹介しつつおさらいしました
という内容。

そこに独自の見解や深い考察などは、
あまりもりこまれていません。

掲載ビジュアルは、時に新鮮、時にふつう。

なお、カバーがあまりに気味悪く、
捨ててしまいました。
本体表紙は、シックでいいかんじです。



メソポタミアが生んだ発明 ★★★★★
著者は、フランス人の大学教授。一神教が生まれた背景や発展の過程を、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に焦点を絞り、分析する。基本には農耕や文字(や印鑑)と同じく一神教もメソポタミアが生んだ発明としている。そして、砂漠が一神教を生み出したとするフランスの宗教家エルネスト・ルナンの説をそのまま肯定するわけではないが、砂漠が重要な役割を果たしただろうとする。その上で、初期のユダヤ教においては、民族のアイデンテティを唯一神の信仰を選んだことで形成されたのだろう。それが、バビロンの捕囚以降、特定の民族の神でなくなったという。旧約聖書は、紀元前400年ごろにヘブライ語でかかれたものであり当時、ユダヤ人を支配していたペルシャの神ゾロアスター神の影響が大きいという。キリスト教はユダヤ教の根っこから生まれたが、愛の宗教である点が大きな違いだという。その愛はアガペーであり、それがラテン語ではカリタス、英語ではチャリティなのだそうだ。イスラムもキリスト教徒強い関係を持つ。キリスト教の三位一体説を否定し、完全な一神教を回復しようとしたのがイスラムだという。一方、イスラムはキリスト教から万人の父としての神のイメージを借り、ユダヤ教からは性や生殖を超越して存在する絶対神のイメージを借りたとする。

その他、神学論争はギリシャ哲学の譜系をひくものであるので、イスラムにはないという説なども面白い。写真も美しく、良い本であると思う。

こまやかな配慮のある本!! ★★★★★
そのページにあった写真や絵がほとんどのページにあり、
絵と文章両方で楽しめる本です。絵はとても興味深いものばかりで、
絵だけみても楽しい位です。個人的には、最後の晩餐の絵が新鮮でした!
というのも、有名な最後の晩餐の絵ではなくて、正方形のようなテーブルを
みんなで囲んでいる絵で、一つの事実の表し方の違いがすごく新鮮にうつり
ました。

これは本当におすすめです!!