客観的で視覚的
★★★★☆
自己主張するのがあたりまえな欧米人からすると控えめでミステリアスな日本人。
だが神秘的なわりに宗教には無頓着...「なぜ?」と聞かれてもはっきり答えない。
いよいよ謎な民族...。
正直なところ、私も答えられない人でした。
本書の特徴はフランスの宗教学博士が書いた本の和訳であるため、客観的でこうした疑問に答えやすい視点で書かれており、それを日本語で読めるということ。
また写真が多く、日本へ伝来する前の仏教芸術は同じテーマでもかなり見慣れない姿をしていたことなどが新鮮でした。