タイトルが…
★★★★☆
タイトル見て、
「《幽霊が出る》という噂のある
建物や廃墟を取材した本」
…と思って買いました。
違いました。
建物しばりの
いつもの怪談本です。
面白くなかったわけではないんですが…。
緩い…
★★☆☆☆
超怖い話を愛読する人にはかなり物足りない内容ではないかと…。
「またこの話か」みたいな話がテンコ盛り♪
オチが想像しやすいので読んでいてダルくなってきます。
面白い実録怪談です(ただし生々しさはありません)
★★★★☆
本書、企画と実際の作品が違ってしまったのではないでしょうか。
そんな風な感想を持ちました。
タイトルから察知するに実際にいわくつきの土地や物件を取材して、
実録怪談を書き下ろすという企画だったのかなと。
実際には土地や建物にまつわる実録怪談ですが、
どれも匿名で、
従来の実録もの枠を超えたものではありません。
途中、途中に写真と単文が入り込んでいますが、
作者の前書きにもあるとおり、
慌ただしく取材したらしく、
ご苦労が忍ばれます。
さてそういう一冊ですが、
内容は楽しめました。
福沢さんの淡々として、腰の低い語り口、テイストは今回も健在です。
落書きに質問すると返事があり、という「トンネルの落書き」、
一種のファンジーである「ビル街の草原」、
スケールが大きな「ゆきちゃん」が面白かったですね。
タイトルに期待大だったので、
そこでマイナス1。
検証本ではなく、建物に纏わる怪談集
★★★☆☆
タイトルからてっきり日本各地に実在する怪奇物件の紹介と、その建物に纏わる謎やいわくについて現実的な「検証」をしてくれている本かと思いきや、単に「出版社に勤めるAさんから聞いた話。彼女が前に住んでいたアパートで…」というような建物に関するよくある「怪談話」を取材という形で集めただけ。読めばそれなりに怖い話もあるが、個人的には期待と違うものだった。
身近に感じられる恐怖
★★★★★
黒澤さんの書く文章が好きで今回も購入しました。
最初はちょっと軽めの本だと感じていましたが、読み進めていくうちにいつもの調子が伝わってきました。
じわじわと、しかし確実に忍び寄ってくる恐怖を感じることができます。
ラストになると「もう少し読みたいな〜〜!」と思わずにはいられませんでした。
次の本も楽しみです。期待しています。^^