ボーナストラック分 こちらが買い徳
★★★★☆
日本盤が現在廃盤とのことで、今ウルトラヴォックスのファーストアルバムを入手しようとするとこれを買うのが一番の選択となる。追加されたボーナストラックのライブ4曲は「Retro」(日本未発売)というミニアルバムとは別物。ちょっとその点があいまいなのが残念だが。
John foxx
★★★★★
ULTRAVOX!の1ST
ROXY MUSICのPUNKバージョン
これは褒め言葉
ENOプロデュースによる1stは
2ndのようなPUNK的な側面を見せる荒々しさは無いし
3rdのような無機質でありながらロマン溢れる感覚よりは
むしろSTREET感覚がありながらもなお肉体的
猥雑なエロスがある部分が特徴的
どれも名盤
このアルバム気に入ったら次は
ENO「Here come the warm jets」「Taking tiger mountain」
も併せて聴いてみてね☆
リスペクト
ジャケ写通りのギラギラ感!
★★★★☆
このアルバムが一番好きだ。それはカテゴライズされていなくて、なんだかまだ分からないカオス状態だったからだろうと思う。
曲によってはロキシー風だったり、ボウイ、スティーブ・ハーリー風だったりするけど、フロントマンのジョン。フォックスの放つジャケ通りのギラギラ感、それと相反するかのような、クールで殺伐とした虚無感、絶望感のコントラストは実に面白い。楽曲も単なる先輩グラムロッカーたちのコピーに終わらない、バラエティに富んだドラマチックで感動的なものだ。
ほとんどイーノの作品のような、「マイ・セックス」はこの作品中のベストトラック。また「機械になりたい」は、マシーンや人工美を愛する、ジョン・フォックスのライフテーマのような耽美してるナンバー。
まだ演奏がジョン・フォックスのヴィジョンについていっていない気がするが、観念的には随所に独特の未来派志向が窺え、次作以降の展開に大いに期待を持たせた。
理性と狂熱の間
★★★★★
オリジナル・パンクがニューウェーヴに変わる刹那をとらえた奇跡的なデビュー作。
プロデュースがその後、数々のニューウェーヴ名盤を手がけることになるイーノというのがまた示唆的。
(1)に代表される熱狂と(日本初リリース時の邦題は「狂熱の街角」だった)、(4)(6)のクールネスとの鮮やかな対比よ。
今作のハイライトはエレクトリック・ヴァイオリンの響きも美しい(8)と、対照的に弾き語りといっていいほど簡素なサウンドにのって歌われる(9)
この時点のジョン・フォックスは紛れも無い天才だった。
え?本当!
★★★★★
ウルトラボックスのファーストに、幻のライブテイクが4曲追加!これは画期的です。名盤に、ジョン・フォックス在籍時の凄いライブが追加。1977年のパンク・エクスプロージョンを実体験した人(もう50歳近いよね)も、新たにパンクに興味を持った人も、これは、買いです。パンクとウルトラボックスに対する意識が変わること間違いないです。