ジュリーの最高傑作アルバムの1枚
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ジュリーがこれまで発表してきた45枚のオリジナル・アルバムのうち、
傑作アルバムは何枚もありますが、一番聴いているアルバムが今作です。
全9曲でバランスの良い構成、歌謡曲、ロックなど見事に織り交ぜて
ジャケットの無邪気さも含め、非常に満足度が高い一枚です。
ラスト曲「スピリット」の9分にも及ぶ一大バラッドは圧倒的。
ベスト盤しか持っていない人に、次に聴くべきオリジナル・アルバムの一枚に推薦します!
艶めく男の色気
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当時ダーリングは好きではありませんでした。貴公子的なジュリーが好きだったのでセーラーはいやでした。大人になって耳で聞いて本当はとてもいい曲だったことに気づき驚きました。
女が言われたい言葉そのものだし、何といってもあのつやっぽい色っぽい声、すっかり酔わされました。
ヤマトより愛をこめてはずっと好きな曲ですし涙が出ます。お嬢さんお手上げだではもうハートを射抜かれました。
とても素敵なだいすきなCDです。ジュリーサイコーです。
ロック・バラード・歌謡曲の集大成のドラマ
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「ジュリー化粧けばけば」。
こんなイメージしかなかった子供時代。
そんなジュリーが大好きだったけど、幾年の時を超えてアルバムに耳を通せば、
ジュリーが単なる「ジュリー化粧けばけば」じゃない事くらい直ぐに分かる。
ジュリー事、沢田研二を舐めてはいけない・・・
1曲目の「ダーリング」を聴いて”懐かしいなぁ〜♪”と思った後は、ただ「沢田研二の世界」へ引きずり込まれていく。
沢田研二は映像が無くても、聞き手を十分に歌の世界へ引きずり込んでいく凄い歌手だと言う事を嫌と言うほど知る事になる。
アルバムもヒット曲だけが浮き立つような、手抜きが一切無い。
初めて聴いても飽きる事無く、あっと言う間に終わってしまった。
特に最後の「スピリット」は、
「ジュリーけばけば」「ロックのジュリー」のイメージしかない人は必聴です。
ものの見事に偏った「ジュリー」「沢田研二」のイメージをぶっ壊してくれます。
歌の世界で見事なドラマを演じています。
沢田研二に興味をもたれた方は、是非この華麗な宴へどうぞ。
我が人生
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大ヒット曲「ダーリング」から幕を開けるジュリーの華やかなステージ。(ベスト10で振りを覚えて学校の発表会で唄いました。でも皆知らなくてしらけたっけ・・・世は平成だったからなぁ〜)数あるジュリーのアルバムの中でも僕はこのアルバムが一番好きだ。「歌謡曲の神髄」がこのアルバムには詰まってる。特に「グッバイ・マリア」!!もう、本当に素晴らしいの一言!何度効いても、感謝感激雨アラレ!ラストの「スピリット」もジュリーの演技性の高さに驚いてしまう。(ジュリーの演技性の凄さはをもっと実感したい人は「ママ」や「いくつかの場面」がオススメ)「詞」は短編小説だという事を改めて認識させられる。ジュリーは僕の永遠の一番星(スター)だ!!
阿久=大野=ジュリー、トライアングル頂点の傑作
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エンターテイメントとして完璧なアルバム。阿久悠=大野克夫コンビの楽曲をジュリーが歌う、という構図は、この作品で頂点を極めた。
まず、大ヒットシングル「ダーリング」がオープニング。これで掴みはOK。アナログ盤で言うところのA面ラスト「探偵〜哀しきチェイサー」、B面トップの「ヤマトより愛をこめて」、エンディング「スピリット」が核となり、この3曲は正に「3大バラード」と呼ぶにふさわしい。その間にトッポいアップテンポナンバーがひしめく曲並びが圧巻。
「スピリット」は演奏時間にして10分にも及ぼうかという大作だが、全く長さを感じさせない。「グッバイ・マリア」「お嬢さんお手上げだ」などはポップミュージックかくあるべし、のお手本のような隠れた名曲。
更に、耳の肥えた方は「酔いどれ関係」のベースプレイに注目してほしい。大変な事になってます。