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白夜の大岩壁に挑む―クライマー山野井夫妻

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本放送出版協会
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今でも登り続ける最強クライマー ★★★★☆
以前、情熱大陸にて放映されていたが、今回文庫本としてこのような形で出版された。
内容としては映像の通りであったが、書籍として読むほうがより登攀しているときの内面の葛藤とか苦労が綴られている。
グリーンランドに聳え立つ未踏峰に挑む記録として読む分には参考になると思った。
個人的には、あくまでもNHKの取材班がまとめたものであり、山野井氏自身の作品である『垂直の記憶』の方が自身が執筆しただけもあり、より彼の人なりを知ることができ、また彼自身の山に対するスピリッツを感じることができると思う。

余談だが、山野井氏の生き方は山に対する姿勢だけでなく、彼の妻である妙子氏との絶妙な調和が理想な夫婦の一つの形として描かれており、登攀をやらない人でも感心させられると思う。
世間では理解され辛い価値観を持った二人ではあるが、その在り方には敬服せざるを得ない。
羨ましいと思う本 ★★★★★
TVを観てから読んでみました。山野井夫妻の生き方が非常に羨ましく感じた一冊です。静かに自分たちの大切なものに真摯に向き合っておられるように感じました。DVDも予約しました、こちらも楽しみにしています。
アフター・ギャチュンカンの取材記です ★★★★☆
あまりにも有名なクライマー、山野井泰史・妙子ご夫妻のグリーンランドでのクライミングを取材したNHK番組のクルーによる取材記です。

山野井ご夫妻のクライミングについては泰史氏ご自身の著書や沢木耕太郎氏の「凍」でご存じの向きも多いと覆いますが、この取材記はアフター・ギャチュンカン登頂とでもいうべきものです。もう以前のようなクライミングはできないと考えていたが、リハビリ(→訓練)を積むうちに、意外とできるかもしれない、できるとしたら、誰も登っていないところを…クライマーの血、健在です。

クライミングの立案については泰史氏が前に出ているように感じるのですが、それは妙子氏の実力に裏付けられた落ち着きがあるからだと感じます。下見の際、隠れたクレバスに落ちた泰史氏に「途中で力尽きても大丈夫なように、ロープを張っておいて」と言われて確保できるとは、フツーの人には考えられない世界ですが、夫婦+同志の凄みを感じます。

語り口も平易で読みやすく、最後には登山用具の写真解説もついてあるので詳しくないかたでも楽に読めるように思います。クライミングそのものよりは、山野井ご夫妻のつながりに重きを置いた文面のように感じられますので、先に挙げた作品とはまた違った向きで楽しめます。