旧版は速水氏が単独で書いた本だが、新版は注などを見ると
神門氏が、特に現代農業の章でかなりの加筆をしているようだ。
特に9章は農協問題や農地規制などについて神門氏の影響が強く出ている。
その分、速水氏のAgriculutural Developmentについての
記述は減っているが、現代の日本の農業政策を学ぶのであれば
こっちの方が合っているだろう。

ただ、旧版と基本的なロジックは全く変わっていないところが
新・旧版を貫く分析の正確さを物語っている。