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農業経済学 第3版 (岩波テキストブックス)

価格: ¥2,415
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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農業問題を議論するなら、この程度は知っておくべき ★★★★★
 非常に簡単な数式をいくつかと、グラフを示すだけで、農業のマクロ経済とミクロ経済をおおまかに理解させてくれる良書。
 今まで、農政に関してもやもやと抱いていた疑問がすっきり解消され、非常に読むのが楽しかった。
断片的になりがちな農業問題の知識を経済学の手法で体系化 ★★★★★
「経済成長とともに、国の経済に占める農業の比率が低下するのは必然p.18」「二重価格制度も生産割当ても消費者から農業者へ所得移転に他ならないp.93」この本でも述べられているこれらのことは経済学の常識なのでしょうが、「農業者いじめ」大好き経済学者からの話だと農業大好き人間は「騙されてるのでは?」思いがちです。しかし、この本は、多くの有名経済学者のように「農業問題=政治家問題」と決めつけず、逆にえこひいきもせずに、農業にきちんと向き合い、経済学を用いて問題の本質と政策の考え方を提示しており、信頼感を与える非常に良い本です。先進国が農業を保護する理由として「1.食糧の安全保障」「2.農村過剰人口の生活安定対策」「3.農業・農村の多元的価値」を挙げています104。しかし不満もあります、農産物価格が不当に低くなるのは、農業からより生産性の高い他産業への労働力移動がうまくいかず農業就業者人口が過剰になるためとしていますがp.90、実際は労働力移動がうまくいき都会へみな働きに出てしまい過疎という別の農村問題が発生し、かつ生産過剰も解消していないのでは?実体と比べ違和感があります。外部経済を補助金により内部化することができると指摘していますが、「外部経済の測定は不可能に近い」としていてp.176、多面的機能維持を理由とした中山間所得支払いを否定しているようにも読めます。農業経済学を学ぶ人には、この本をベースとした知識を実体と照らし合わせて、分析を重ねていくことをお勧めします。
最良の教科書 ★★★★★
間違いなく現段階で農業経済学最良のテキストです。

一般に農業経済学関連の入門テキストは古かったり内容が
全く「入門」でなかったりするのが当たり前。
本書のまえがきで著者が「体系的な教科書が書けるか…」
と記してますが、この本を措いて農経の体系的教科書など
単著、共著を併せても現存しないと思います。
目次を見ていただければ一目瞭然!

あと農業経済系の大学院の入試問題は、本書からよく出題
されると言われてます。経済学部出身の人はまず本書から
勉強を始めると学びがい良いように思います。
わかりやすい農業問題入門書 ★★★★★
日本における農業の地位は、随分低くなってしまった。GDPに占める割合もたったの2%、農業人口も2%しかなく、さらに低くなりつつある。しかし、それでよいのだろうか?日本の食料自給率はは30年前の60%から、今は40%に下がっている。ヨーロッパの諸国は軒並み上昇していて、70ー80%だ。農業に関するこれらの疑問や問題、国際的な食料問題を、幅広くとりあげて、わかりやすく、噛み砕いて説明してくれる。教科書として書かれているので、グラフや表が多くて、一見難しそうだが、これはむしろ理解を助けるためで、経済学に素人の私でも充分理解できた。
人間に一番大事な食料の問題は、歴史も長く影響も大きく、簡単には解決できない。しかし、なにが問題かをまず理解することが大切だ。

!食料問題についてすこしでも関心のあるひとに、ぜひ推薦したい。