若さゆえのがっつき。
★★★★★
森川さんキャスト買い、原作未読。
個人的に、このくらい甘い櫻井さんの声(女の子っぽいというか、受けっぽいというか)
は苦手なのですが、これは結構聴けます。
たぶんお相手とのバランスがいいからかなと思います。
そのお相手が檜山さん。
BLでは割とクールで大人な役をやっているイメージがあったのですが、
これはまさしくリアルな男子高校生。
色気も歳並み以上にあるけど、好奇心や性的欲求、いろんなものが本当にそこらへんの男子高校生?ってくらいリアルです。
(実際にここまで行動する高校生は少ないと思うけど)
脇の森川さんは、大人で優しくていい先輩、いやー本当に優しい。
裏があるようでいてなかったのが意外でしたが、
いい感じの存在感で世界に溶け込んでいました。
これまた脇の伊藤さんは本当に親身でいい高校生。
ともかく、主役お二人の個性が強烈だったので、
このくらいのいい締めキャラクターが二人いると、いい空気になります。
お話は切なくて、妙に共感してしまったり。
キャストトークは笑えます。
ジャケ写あり。
話良し、配役よし。文句なしのCD。
★★★★★
鹿住槇さんが穂波ゆきねさんのコミック用に書き下ろしたお話のCD。
穂波さんのコミックは何度もことあるごとに読み返してしまっているほどに素晴らしい。
あからさまに切ないわけじゃないけど、裏で切ない・・・。透のやさしさ、そして少し強引で我が道を行くタイプの涼司。この涼司も強引だけど憎めないちゃあ憎めないんですよね。友人が「お前は子供だ」と諭す場面があるけど、まさにそのとおり。涼司の子供のような部分を性格は大人な透がフォローしている・・・という関係にぐっとくる。
余りにコミックがよかったので、当然のごとく買ってみたCD。檜山さんが声付する涼司、描いていたイメージとは多少違えど、これも十分あり。櫻井さんはそりゃ、この人だろうと思わせるほど至極当然な配役に聞こえます。
そして何と言ってもワキででる森川さんもワキ締めで最高。ついでに伊藤さんも友人役で出演。この友人、コミックの絵ではごく普通の秀才実験大好き型?なので、伊藤さんの声ではちょっともったいないかったかも・・・。伊藤さんといえば、たとえばYEBISUセレブリティーズの要とか、綺麗系やちょっと楽しい頼りがいのある兄貴肌のイメージが強いので。
ともかくも、話良し、配役よし。文句なしのCD。