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談志絶倒 昭和落語家伝

価格: ¥2,730
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 大和書房
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かなりおすすめです ★★★★★
子供の頃がセピアカラーでよみがえりました。昔、両親とラジオで聴いたりテレビで見た噺家さんたちが勢揃いしています。写真がまた良い。立川談志さんの批評・解説も絶妙ですが、これだけの写真も貴重な資料でしょう。個人的にはもっと(保存されているらしい)写真を拝見したくなります。
ただし当然ですが、立川談志さんから見た噺家さんの選択とそれぞれの噺家さん達への「思い」ですから、私の見立てとは異なる部分もけっこうあります。それはそれとして、プロがプロを見るとこうなるか、との参考にもなります。
まさに昭和落語家列伝としての楽しみ方と、「立川談志」という落語家の価値観、両方から楽しめます。
談志師匠をあまり知らないので ★★★☆☆
写真を基に、人物評を書いているもの。最後は元師匠の小さん。小さん師匠は落語はうまいが、面白くない。写真をなぞっていくと、やはり志ん生、円生、馬生しかわからない。後で文楽、金馬、等の師匠も知ることとなるが、わからないとわからない。写真としては非常に貴重なのでしょうが、どちらかといえば若い人にはよくわからない内容かもしれません。好きな3名意外の人はあまりどうでもよい内容でした。昔からの落語ファンにとっては貴重な資料かもしれませんが、あくまでもサマリー程度であった。談志師匠の面白さもあまりわからない。
三丁目の夕日に染まる寄席の佇まいが目に浮かぶ ★★★★★
この本はいくつもの顔を持つ。
田島謹之助さんの貴重な噺家達の写真集、という顔。そしてそれぞれの噺家についての
談志家元の鋭くも愛情豊かな解説。まさにそれはよき時代と噺家達への恋慕を語るエッセイ
の佳作といえる。そして、その解説の内容をよく読めば、当時の噺家とネタについての
家元の批評が現代落語界への風刺にもなっており、優れた落語評論である。
そして、「あの時代に、三丁目の夕日が朱に染まった寄席に、こういった噺家さん達が
間違いなく存在したのだ!」という歴史書の側面だってある。読み進むうちに、膨大な
写真集を目にして「この歴史は残さねば、今のうちに生きているうちに語っておかねば」
という家元の執念までも感じさせる落語愛好家必携の書。
はなしかのつらがまえ ★★★★★
寄席のない街に棲んでいたので、
「落語」は耳で聞くものだった。
やがてテレヴィが家に来た。
動く「はなしか」をはじめてみた。
おもしろかった。

近頃、
「はなしか」をテレヴィであまり見なくなった。

そんな時、手に取ったこの本。
どの頁からも、昭和の存在感があふれ出てくる、
落語家の面構え。
立川談志師匠の文章も、ほとんど「恋文」だ。
美しい。



その時に居たかった ★★★★★
 写真が素晴しい。
 まさにその時の落語が蘇る写真。
 落語家ってこんな顔なのだ...と新たに認識した写真。

 立川談志でなければ書けない文章。
 居てくれて良かった。