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ライトノベル研究序説

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青弓社
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本論が出版されなければ価値はそれほど高くないと思う ★★★☆☆
 ライトノベルの起源やメディアミックスの状況等に関する論説を束ねた作品。研究会の機関誌というのが正確な気がする。
 内容もレベルは様々で、ほとんど引用・紹介で構成されているものもあれば、自らの仮説を検証すべく、(簡単に集まるものだけとはいえ)データを収集して分析している論文もある。しかし、総じて目新しい見解はほとんどなく、値段に見合うほどの価値はないというのがボクの意見。ただ、序説というからにはいずれ本論が出版されるはずで、それを見ずに評価を固めるのは時期尚早だろう。
いい意味でオタク ★★★★★
一柳さんはオカルト的存在であり実在しないと思っていましたが、実在するんですね。
この本はいい意味でオタクによるオタクのための書物ですね。執筆者は文学研究者が並んでますが、たとえ純文学を研究していても、研究者にはオタクとしての一面が必要なことがあります。オタク的情熱と正統派の文学研究の手法がうまくマッチングした本だと思います。