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ライトノベル文学論

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: エヌティティ出版
Amazon.co.jpで確認
文学論? ★★☆☆☆
 正直かなり微妙ですね

 多分なにかのきっかけでライトノベルにハマってその後読み続けている人には

 自分で思ったり、考えついたりするであろうことが書かれています

 イラストで売れているのか? レーベルの種類 ライトノベルの今後の良い点、悪い点などについて

 といってライトノベルをこれから読もうという人にオススメというわけでもないです

 色々紹介されていますが、ほとんどあらすじノミなのでどれが気になったとかがないと思います

 自分の直感で買うのも楽しいですよ
ライトノベル書誌学の始め ★★★☆☆
 ライトノベル(以下ラノベ)を語ることは極めて困難なことです。まずはラノベとはどのような小説なのかというところから不明確であり、まずは定義の確立から手をつけなければいけません。ここでは角川スニーカー文庫以降、つまりは「1985年以降に現れた」「男子中高生を対象にした」「読みやすく書かれた娯楽小説」と定義されます。そして「スレイヤーズ」をラノベの代表と位置づけ、そこから抽出した5つの要素をラノベ度合いを測る尺度としながら、16の範疇を設定して数あるラノベ作品を分類しています。
 ラノベを論じるに当たっては、枠組み設定こそが最初であり、すべてであり、枠組みの妥当性と説得力こそがその論の評価を決定するといってもいいでしょう。ではここで示された枠組みはどうかと問われれば、一つの試論としてはありでも決して十分ではないように感じます。第一、範囲が狭すぎます。20数年の年月、女性や大人を排除した分析ではラノベが持つ特殊性を示せませんし、わざわざ「スレイヤーズ」からラノベの要素を抽出することでラノベの持つ普遍性を限定しています。文学論と銘打って地平を広げておきながらこのように対象を限定するのは名前倒れも甚だしい。笠井潔氏ほどとは言わないまでも、文学論と名乗るからには他の文学ジャンルとの差異を明確にし、その特徴を明記すべきです。本書はラノベを総合的に批評するのではなく、著者の力の及ぶ範囲をラノベとして、それを論じているにすぎません。むしろラノベの書誌学への挑戦と捉えるべきです。
 歴史やビジネスへの言及も興味深くはありますが、定義の弱さから物足りなく、多用されている図も必要を感じない。残念ながら本書はライトノベルを論じるライトクリティークと言ったところでしょうか。文学としてのラノベの研究を志すなら、ラノベだけを読んでラノベを語る姿勢を改めるのが必要でしょう。
いまひとつ ★★★☆☆
卒業研究の資料として購入しました。独自の視点からライトノベルの置かれた現状が描かれていてある程度参考にはなります。
ですがいずれの論理も新城カズマの「ライトノベル『超』入門」と被っている上、総合的に得られる情報はあちらの方が圧倒的に多く有用性は劣ります。文学論と謳っているにも関わらずビジネスとしての考察の方が多いのもマイナス要素です。
また脱字が少々目立ち、読みにくいのも残念です。
遮二無二でもライトノベル資料が欲しい場合以外はお勧めしかねる内容です。